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カテゴリー「トリノ五輪」の記事

2006年3月22日 (水)

日の丸を背負う重み

今回のWBC、日本チームの誰もが「日の丸を背負う重み」を感じて戦っていた。勿論他の国も同じだろう。

日本チームの誰一人も笑顔で「楽しんできます」とは言わなかった。日の丸を背負うからには国を代表し、全力で真剣勝負をする。彼らはプロなんだから当たり前と言ってしまえばそこまでかも知れない。しかし王監督はこう言っている「我々は、野球選手として戦った。アマやプロではなく野球選手は野球選手なんだ

国を代表して勝負する世界にアマチュアだのプロだの無いのである。そこにはその競技の選手として出場しているのだ。国を代表する選手として出場しているのだから、真剣勝負をするのはやはり当然なのだ。

今回のWBC日本チームの頑張りを見て、自分は一体どうだったのだと自問自答して欲しいオリンピック選手(誰とは言わないが)、次の機会が訪れたらこの日本チームの戦いぶりを思い返して欲しいものである。

そういや官房長官が記者会見で「久しぶりに(国が)ひとつとなって応援した」みたいなコメントをしていた。トリノはついこの前の話であるが、官房長官は「久しぶりに」と言った。って事はトリノオリンピックは日本中が一つになって応援できなかったということだ。やはりこの冬季オリンピックは日本にとっては失敗だったのだなぁとつくづく思った。

しかし、真剣勝負の世界に生きる男はかっこいい。

あ~、久しぶりに巨人の星がじっくりと読みたくなってきた。

2006年2月27日 (月)

開会式と閉会式、出る選手と出ない選手

とうとうトリノオリンピックも終わってしまった。

閉会式は録画放送を見たのだが、素晴らしかった。

さて、この閉会式、別に今回に限ったわけではないが、日本人選手団も勿論参加していたのだが、既に何人かの選手は帰国している。

開会式だって全員が出ているわけでなく、自分が出場する試合がある直前に現地入りする選手もかなりいるわけだ。

開会式は、直前までどこぞで調整していたりするからってのはわからんでもない。でも自分の試合が終わってとっとと帰国してしまう選手はどういう理由で帰国しちゃうのだろう。すぐに次の試合があるから、一日でも早く帰国して次に備えて調整に入るのかと思ったが、確かにそういう選手もいるだろうが、中には帰国してから連日、こちらでテレビに出ずっぱりの選手もいるわけで。

何で一緒にトリノまで行った同じ日本代表選手、他の選手が競技するのを近くで応援してやらないんだろう。

日本でテレビ等を通じて応援している我々は、特定の選手だけを応援しているのでなく、(まぁそういう人もいるだろうけど)出場している日本人選手みんなを応援しているのだ。

自分たちもトリノに行けるものなら現地まで行って応援したいよ。でもそれは敵わないわけだから、せめてその現地に行っている人には、自分の用が済んだら、一国民として、日本に残ってる人の分まで現地で熱い応援をして欲しいのに・・・

この、開会式・閉会式に出席するのは本人の勝手なの?誰か知ってる人教えてほすぃ・・・

オリンピック開催地

JOCのサイトにオリンピック開催地一覧&ポスターというコンテンツがある。

トリノの前がソルトレークシティー、その前が長野、アテネの前がシドニー、その前が・・・もう思い出せない。

てっきりバルセロナだと思ってたが、アトランタが間に入るんだそうだ。もう全然覚えていない。中学の時にロス、その後がソウル。これだけは強烈に記憶に残っている。そういやロスの時はアルバムをエアーチェックしたかの様な気がする。たぶん実家に今でも残っているはずである。

坂本龍一が開会式で指揮をとったのはバルセロナだっけ?

で、この時はどんな選手が活躍した?って聞かれるともうわかんない。とりあえずメダルを取った選手の名前はいっぱい出てくるけど、それがいつの大会だったかとなるとさっぱりである。シドニーの女子マラソン、柔道、長野のジャンプは間違いないけど、鈴木大地とか岩崎恭子、森末慎二はいつだっけ?

今回のトリノ、確かに荒川静香は強烈に記憶に残ったような気がするけど、でもそれは、まだ時間が経っていないからだ。いつまで人々の記憶に残るのだろう。

2006年2月24日 (金)

スポーツ中継と名実況

スポーツ中継というと実況・解説抜きには語れない。そしてその実況や解説が優勝という偉業をより感動的にするのだ。

記憶に新しいところは、2年前の2004年8月16日。日本時間午前5時39分。
体操男子団体総合の決勝で、日本が28年ぶりの金メダルを決めるその瞬間、鉄棒で最後の演技者、冨田洋之選手がまだ空中を舞っていて、これから着地しようとするその瞬間だった。

「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」

この直後、冨田選手は見事な着地を決め日本を金メダルに導いた。
この後からNHK視聴者センターの電話が鳴り続けた。
「今の実況はすばらしかった。」
ある新聞は「実況も金メダル」との見出しで絶賛した。

1936年ベルリン五輪の河西三省アナウンサーの「前畑ガンバレ」とともに日本のスポーツ中継史上に永遠に残るであろうこの名実況を残したアナウンサーはNHKの刈屋富士雄アナウンサーだ。

そして、今回の荒川選手の演技を実況したのも刈屋アナだったのである。
何でもNHK杯国際フィギュアスケートで荒川静香が初優勝をしたときもやはり刈屋アナだったらしい。

今日も刈屋アナはすばらしい実況を残してくれた。
ここで2ちゃんねるのNHK実況板に書き込まれた刈屋アナと解説の佐藤さんのやりとりを引用してみる。

刈屋アナ:ショートプログラムで3位、パーソナルベストで3位、
     フリー 大好きな曲で最高の舞台で演じる幸せを感じながら
     世界の頂点にたった想い出のそしてとっておきの曲です
     トゥーランドット
     (演技開始)
     最初にトリプルルッツからダブルルッツ
解説佐藤:トリプルルッツから、ダブルループ
刈屋アナ:そしてこの後です。3回転3回転、んっ、3回転、2回転にしました
解説佐藤:三回転サルコーダブルトゥループ
     トリプルフィリップ(ワァアアーー 歓声 拍手)
     カラダがよくうごいていますねー
刈屋アナ:うごいてますね
     表情にも余裕があります
     (V字開脚 歓声拍手 両手ビールマン)
     さー ここからの2分15秒あまり 荒川静香 長野からの8年の想い
     (優雅な動き会場がうっとり)
解説佐藤:ダブルアクセル(歓声拍手)
     (回転するが解説を忘れる)
     (歓声)
解説佐藤:ダブルループ
     (スピン イナ・バウアー 歓声拍手 連続スピン 歓声 会場騒然
     ビールマンスピン)
(刈屋アナ、解説佐藤とも 音声なし 演技に夢中になっているのか)
解説佐藤:ホントにエッジによくのってカーブにのって ショートプログラムの時
     の倍ぐらい いい動きのスケートですね(歓声)
歓声がしだいに高くなり さいごの スピン連続をくりかえす 
解説者 無言 ことばがでてこないのか  
しだいに大きくうねるような歓声拍手 スタンディングオベーションはじまる 凄い
歓声 フィナーレ  そして 最高得点表示  歓声
刈屋アナ:カラベーラ(会場名)初めてのスタンディングオベレーション

どうだろう、後半二人とも演技に見入ってしまい言葉が出てこないのだが、これはこれですばらしい実況・解説だと思わないか。
最近の民放の何でもかんでも「絶叫実況」や、自分が知っていることはとにかく全部しゃべりきらないと気が済まないと言う感じで実況しているのが当たり前とする中で、会場の様子、荒川選手の演技を過不足無く見事に伝えていると思う。民放のアナウンサーで元プロレス中継で実況を担当していて、フリーになってからなぜかキャスターのふりして報道番組をしているようなタイプのアナウンサーでは伝わってこない会場の様子だと思う。

そして最後にキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 

「オリンピックの女神は荒川静香にキスをしました!」

ちなみにこの二人、後でこんな事も言っていた。

刈屋アナ:「五輪を楽しみたい」と口にする選手がいるんですけれども、"最高に仕上げてきた人"が初めて楽しめるんですね
解説佐藤:そう思います。楽しむというのは、あはは、って楽しむのではなく、今まで作り上げてきたその状態をこの場で出すことができるからそこで初めて自分が自分で感激をするということ。そして楽しむということ

刈屋アナ:安藤選手は自分の同年代の選手が2倍3倍の練習をこなしてるのを見て大きな刺激になったと思います。これが変わるきっかけになると思います。
解説佐藤:そうですね。でもそれを計画し実行することがまず大事です。まずそこから始めて欲しいと思います。

NHKという公共放送の場でよくぞ言ってくれました。>お二人

少し前に、盛り上がれない(盛り上がらない)オリンピックと書いた時に、遊びの延長にしか見えないということを書いたが、それが明らかに今回の日本選手の結果に表れているように思えて仕方ない。

「楽しんできます。」「楽しめたのでよかったです」そんな事は結果が出てから言え。

アテネの時の高橋尚子だって、柔道のたわらちゃんだって結果が出たから「楽しかった」と言えたのだと思う。
始まる前までノーマークで、入賞したとたんにアイドル扱いをされるようになった19歳の選手も、帰国後のインタビューで「緊張とかしなかったですか?」の問いに「普段の遊びと同じなんで」みたいな事を言ってたが、この選手はこう言うと失礼だがみんなが期待していた以上の成績を残したからまだ許される。
 しかしもっともっと上位の記録を期待されていながら、その事に天狗になってか知らないが、期待通りの結果が残せなかった名字の異なる兄妹選手、体重不足で失格になってしまった選手、15位に終わってしまい、その後のインタビューで、思った通り骨折の完治の話とか、ずっと日本に帰りたかったとか言ってた選手とかに「楽しかった」とか笑顔で言って欲しくないのである。

オリンピックはオリンピックなのである。他の世界大会とは違うのだ。国民の期待度も世界の注目度も、全然違うのだ。まさに国を背負っている。そういう物なのだ。だからこそ、今朝の表彰台で荒川選手が君が代をきちんと歌っているのを見て感動したのである。

スケートのことは知らないけども、ただ見ているだけでも荒川選手はすごかった、美しかった。

そうそう、昔高校の先生が「オリンピックの体操やフィギュアスケートの採点は、演技以外にも、選手そのもののルックスも採点に入っている。だから日本人(アジア人)はメダルが獲れないんだ。」と話していたことがある。これを聞いたときに、確かにそうだなぁと当時は思っていた。メアリー・ルー・レットンだったっけ?アメリカの体操選手、かわいかったよなぁ。しかし、今回の金メダルには納得だ。

でもその美しさは、みんなが見ていないところでも血のにじむような努力を繰り返してきたからに違いないだろう。
そして、それを表に見せないからこそ美しく光り輝くのだと思う。

スルツカヤ選手だって、原因不明の難病と戦っている。突然の高熱、手足のむくみ。血管の難病だそうで、今でも薬が欠かせない。副作用のめまいにも苦しんでいて、医者からはやめるようにも言われたらしいが、「病気になってスケートが大好きなのがわかった。観衆に見つめられる緊張感が最高だから」と滑っている。「成績が悪いのを病気のせいにしたくない」と。だからこそ彼女は誰からも女王と呼ばれるのだろう。

花形満だって、表向きには何でもかんでもこなしてしまうすごいやつだったが、彼は彼で人に隠れて打倒飛雄馬を目標に人以上の努力を常にして、決してそれを人に見せないやつだったのである。だからこそ彼はいつもグラウンドで輝いていたのだと言うことをもっともっと知るべきである。(それはそれで彼の意志に反するのだが)

そう思うと、少年漫画と言えども、巨人の星は現代日本人が忘れかけている根性だとか努力だとか大事な物を教えてくれる。「今時はやらないよ」とか言うやつも多いが、日本人として、人間としてとても大事なことだと思うのだ。
今回全く成績がふるわなかったのにヘラヘラしていた選手(ヘラヘラしていたから成績がふるわなかった選手も)達は、一度巨人の星を一巻から最後まで読み直して、スポーツの真剣勝負、根性、努力とは何かということを胸に刻みつけて欲しいと思う。

何だ、最後は漫画の話かよ。

偉いよ、ちゃんと君が代歌ってた

荒川静香が金メダル!良くやった。

やはり冬のオリンピックは女子フィギュアスケートだ。

表彰式の後で君が代が流れたけど、アップになった荒川選手はちゃんと歌ってたのを見て更に嬉しくなった。歌って当然なんだけどね。

長野の時は、歌うどころか帽子もかぶったままという金メダリストがいたけど、これも偏向教育のせいなのだろうか。
そもそも自分の生まれ育った国を思えない人間が国を代表して世界の舞台に出るなんてのがおかしくない?

日の丸がどうのこうの、君が代がどうのこうのと過剰反応する変な人がいるけれど、そういうやつこそ偏ってる

やはりその国を象徴するものとして国旗国歌を大事にするのは当たり前だよ。右翼思想とかじゃなく、国家というひとくくりの中で生活する人間として当然だと思うけどねぇ。実際資本主義国、共産主義国とか全然関係ないじゃん。

閣僚記者会見なんか見てても、国旗に向かって正対したときに、一礼するのは自分が知ってる限りでは麻生大臣だけ。国を動かしている政府の閣僚からしてこれではねぇ。

そういう中での君が代を世界の舞台で歌っていた荒川選手を見てまたまた嬉しくなった。偉いよ!

2006年2月14日 (火)

盛り上がれない(盛り上がらない)オリンピック

先週から冬季トリノオリンピックが開催されているが、な~んか盛り上がれない。
見ていても面白くないのだ。
昨年末にデジタル放送対応の液晶テレビに買い換えているので、今まで以上に高精細で臨場感ある中継を試聴しているので、本来なら面白いはずなのに・・・全く感情移入できない。

自分がウィンタースポーツをやらないということもあるかもしれないし、日本が未だにメダルを獲得していないということもあるのかもしれないが、観戦していても他のスポーツの試合に感じる様な緊迫感とか躍動感、真剣勝負の戦いというのが伝わってこないのである。もちろん競技を行っている張本人には真剣そのものなのだろうけど。

兄妹で出場している競技にしたって、酒乱のテレビ局社員が出場している競技にしたって、試合前から試合後までず~っと見ていても、な~んか子供の遊びの延長上にしか見えないのだ。

もっと子供だった岩崎恭子が金メダルを獲ったときは全くそんな風には感じなかったのに。

これからスピードスケートとかを見るようになるとこの思いも変わるのだろうか。

NHKだって2004年のアテネの時には日本人のメダル獲得状況や試合の結果をメールで速報するようなサービスがあったのだが、今回のトリノにはそういうサービスはない。オリンピックで一気にデジタル放送対応テレビが普及するかとも思ったけど、実際は期待はずれに終わるのでは。

自分的には、やはり汗がほとぼしる躍動感、スピード感とかが感じられる、国を代表して出場しているんだという責任感というか選手としての自信というかそういうものを感じるオリンピックが見たいのである。

現在冬季オリンピックで行っている競技で、昔は夏季オリンピックで行っていた競技があるという。いっそのこと夏の競技の一部と冬季の競技の一部を入れ換えるとかしたらもうちょっと感情移入できるのかも知れない。
駅伝競走とかマラソン大会って日本国内では冬に大きな大会が開催されている、いっそのこと最終日に高橋尚子をトリノ市内で走らせて欲しい気分である。

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