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2018年10月30日 (火)

ワンナンバーフォンを買ったよ

ドコモの冬モデルの中で注目されているワンナンバーフォンON 01。

珍しく発売前に予約して発売当日に入手した。

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シンプルな箱に収められた筐体と取説

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本体は2つ折り携帯の下半身のみっていった感じで物理テンキーと小さなディスプレイのストレート端末。


製造はZTE、MONOと同じような質感の手触りになっている。

SIMは内蔵eSIMとなっていて、取り出しはできないようだ。そりゃeSIMはネットワーク越しに書き込みできるんだから取り出す必要もないといえばそうなのだが、dtab CompactのeSIMは物理的には通常SIMと同じ形状で抜き差し可能、モックを見ていた時は抜けるかなと思ったけど、実物は無理だった。もしeSIMがカードで抜ければいろいろ実験してみたかったのに残念。

あと、この電話機はワンナンバーサービス専用機となっているので、この電話機でシンプルプラン等の通常の回線契約はできない。あくまでも主となる回線の付加サービスである。

まずは親となるAndroid8以降を入れている端末に専用アプリを入れてセットアップをしていく。
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セットアップを続けていくと親機側でワンナンバーサービスの契約を促す画面に入る。

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ワンナンバーサービスに契約すると、最後に親機の電話帳をワンナンバーフォンにコピーする
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なぜか、ここで親機側からワンナンバーフォンが見えなくなることがあるようで、そういう場合は端末を再起動するなどしてやり直すとうまくいくっぽい。

このワンナンバーフォン、ネット上を見ているとスマホの子機と紹介されている事もあってか、ずいぶん勘違いされている方が多いように思う。

子機と言うとどうしてもコードレス電話機の子機の様に親機があってその周辺で通話をする子機のイメージがあるせいか、どうもBluetoothで親機と接続されていると思われているようで、Bluetoothのハンズフリー通話装置などと同じものでただ電話機の形をしていると思っている人がまだまだ多いようだ。

これはドコモの宣伝が悪い、子機という言い方だから仕方ないのだが、このワンナンバーフォンは全く同じ電話番号を持つ端末が2台存在しているというものであり、例え親機と子機の間がどれだけ離れようが、また親機の電源が入っていなくても子機で通話ができるというものである。もちろん2台とも電源が入って待ち受けになっていれば、どちらでも着信して電話に出ることもできるし、どちらの電話機から発信もできてしまう。

アナログ有線電話回線でいうところの一回線から2分岐モジュラージャックを使って1階と2階に2台電話機を置いているブランチ接続だと思えばいい。うん、これが一番わかりやすい。

ただ、ドコモの通話テストの特番にて折り返しテストを実施した時の着信はテストしている端末だけにしか起こらないので、ネットワーク的にはどちらの電話機から発信しているのか判別でき、着信時においても2台同時ではなく片方だけにという選択ができる仕組みがあるようだ。

AppleWatch3でのワンナンバーサービスイン時に契約者に誤発送されたハガキの件からも、ユーザーが使用することができない表に出てこない別の電話番号が割り当てられていて、管理されているのではと思う。
あえて言うなら少し昔に話題になったクローン携帯をドコモ自身が作ったというものである。

10数年前、FOMAのサービスが始まってすぐの頃、まだエリアが展開できておらず、また端末の電池の持ちもそれほど長くなかったために、movaとFOMAを同一の番号で切り替えて使用することができる「デュアルネットワークサービス」というものがあったのだが、FOMA端末の電池が切れたり、圏外になれば電池もちが良くエリアが充実しているmova側に切り替えて使用することができる便利なサービスだったが、当然ながらmovaのサービス終了とともに無くなってしまった。

FOMAの端末性能が向上し、エリアが充実し、更にスマホが普及し、LTEサービスが始まり再び同じような問題が発生し、デュアルネットワークサービスのようなサービスの復活を心待ちにしていた。

もっとも今のLTE端末はLTEエリア外ではFOMAネットワークを使用するので圏外地域もほとんどないし、SIMカードを差し替えることで別の端末で使うことが可能なので、どうしてもという場合は別端末にSIMカードを差し替えてくださいって言うのがキャリア側の言い分だったのだろう。

このワンナンバーサービスはApple Watchが第3世代で通話可能になったことで始まったサービスなのだが、ようやくiPhone以外にも拡充された。

音声とSMSの利用に限定した端末ということでビジネス利用なども見越しているっぽい。

なお、Android8以降のスマートフォンが親機として必要であるが、一度初期設定してしまえばワンナンバーフォンは別に親機とリンクしている必要はないので、親機のSIMは別の端末に入れ替えても利用可能であり、iPhoneでも使える。

ちなみにAppleWatch3以降の通話機能についてもiPhoneで設定した後はSIMをiPhoneからAndroid機に移し替えてもそのまま使える。

普段はスマートフォンをメインに使用していても、音声通話だけはワンナンバーフォンで利用できるので、通話しながらスマホの画面を見ることも可能だし、電池が切れた時の予備機として、内ポケットからさっそうと取り出すといった、まるであぶない刑事の鷹山敏樹がパイソンの弾切れの時に予備のボディガードを腰から出すかのようである。

今後の展開の希望としては、ワンナンバーフォンの登録数の拡大と、利用端末(対応端末)の拡大、更に言えばワンナンバーサービス用SIMカードなんかを作ってもらって、どの端末でもコマンド切り替えなどで利用できるようになればいいなぁと。

あと、FOMAで提供されている2in1サービス、これはワンナンバーとは真逆で1台の端末に2つの番号を持たせて使い分けできるもの。まぁ今のスマホではデュアルSIMで実現できているので、キャリアからデュアルSIM端末を出してくれれば済む話であるか。

しかし、これで契約回線数はそのままなのに、持ち歩き端末が一台増えてしまったというのが何とも・・・

次はカードケータイKY-01Lかなぁ。

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