官邸サイトから見る携帯電話各キャリアの復旧状況
熊本地震では、携帯電話各キャリアもかなりの数の基地局が被災し、いたるところで携帯電話が使えない状態になっている。
東日本大震災での教訓を踏まえて、市町村役場等の重要拠点では発々や無停電電源の設置等、可能な限り通信の確保を行うよう整備が行われてきたりしているが、それでもやはり被災し使用不可になっている基地局が数多く出ている。
もちろん各キャリア、必死に復旧作業を行っているはず。
首相官邸のサイトにおいて総務省が発表している各携帯キャリアの基地局停波局数をここにメモしておこうと思う。
15日6時
ドコモ 40局(熊本36局、大分4局)
KDDI 27局
SB 164局(熊本149、大分15局)
SB 携帯電話241局、PHS136局
17日9時30分
ドコモ 82局(熊本78局、大分4局)
KDDI 69局(熊本66局、大分3局)
この時点でドコモはすべての市町村役場をカバー
17日15時
ドコモ 60局(熊本57局、大分3局)
18日14時
ドコモ 28局(熊本25局、大分3局)
とりあえず公式発表はここまで。
各基地局が受け持つエリアの範囲とかもあるので、一概に局数だけでは判断できないとは思うが、これを見ているとドコモ、KDDIの復旧の勢いがわかる。
そういやドコモは停波している基地局があって穴が開いてるエリアに対して隣接基地局のアンテナの指向性を遠隔で調整してカバーさせることもできるらしい。
SB、18日になってから新たに福岡で停波したりPHSも数が増えてるって・・・。
日曜日にはワイドスクランブルって番組内で、避難してきた人が「携帯電話がドコモしか使えなくて連絡を取りたくても取れない人がいる」みたいなことを話していたそうだ。
東日本大震災で使えないと酷評されたSBはその後必死で基地局整備を行い、ことあるごとに「ドコモを抜いた」だの「つながりやすさナンバーワン」等と言い放っていたんじゃなかったのか?
東日本大震災の時は当社だけ800MHzが無いからとか、立ち入り禁止区域だからとか言い訳していたSB、その後ドコモが800MHzと2GHzそれぞれでのエリア設計の手法なんてのを公開して2GHzでもできるんだよ。基本だよ。って当時の企画部長(現社長)が説明したりしてた。記事はこちら
もちろん今はSBにもいわゆるプラチナバンドは割り当てられている。今回酷評を受けていることについてはどういう言い訳をするんだろう。
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