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2016年3月 2日 (水)

XPERIAでFM補完中継局を受信する。 #XPERIAアンバサダー

FM補完中継局とは中波ラジオ(AM)放送の外国等からの混信対策やノイズ対策、さらに災害対策等のため、FM波を使って放送を行う中継局のことである。内容は中波ラジオ放送と同じサイマル放送であるが、当然FM変調で音質もよく、かつステレオ放送である。(そういや以前は中波ラジオのステレオ放送ってのもあったな。Wikipediaによると現在でもステレオ放送を実施している中波ラジオ放送は4局が行っているらしい)

このFM補完放送は地上TV放送のデジタル化に伴い空いたVHF-LOWバンド(旧1~3ch)である90~108MHzを用いて行われている。

大阪では昨日に在阪民放のラジオ大阪、朝日放送、毎日放送にFM補完中継局の免許が交付され、なんと生駒山上から7kWもの出力で放送が開始された。

ちなみに本来のFM放送局であるNHK-大阪FM、FM大阪、FM802などは当初NHKとFM大阪が生駒山から放送していたが、NHKが県域でFM放送を開始するにあたり、生駒からだと電波が飛びすぎるという理由から、海抜高度が約半分の大東市飯盛山に送信所が変更になったという経緯がある。その後新たに開局したFM802も同じ場所から送信されている。

飯盛山からの送信出力は10kW、約倍の高さの生駒山からのFM補完放送は7kW。

実際に確認してみないとわからないが、ひょっとしたら生駒からの電波の方がよく飛んでいるのではないだろうか?

さて、そんなFM補完放送を受信するには、90~108MHzを受信できるFMラジオ等が必要である。

今から5年以上前、かつ昭和52年ころ以降だとFMラジオでテレビ音声を受信できるようにFM放送の受信周波数範囲が76~90MHzになっているものが多かった。

しかし地上テレビがデジタル化して以降は90~08MHzを受信する需要がなくなったことから、再び76~90MHzが受信範囲となっている製品が多いようで、これではせっかくのFM補完放送が受信できない。

FMラジオ機能が搭載されているスマートフォンでも同じであるが、なんとXPERIA Z5シリーズに搭載されているFMラジオアプリは76~108MHzをそのままカバーしている。

FMラジオアプリを起動したら、そのまま90MHz以上にもチューニング可能であり、今すぐにでも受信可能である。

なお、Z5以前のXPERIAではどうなのか?Z3で確認してみる。

FMラジオを起動するとメニュー内に「ラジオの地域を設定」という項目がある。これを日本にすると76~90MHzが受信範囲、「イタリア/タイ」を選べば88~108MHzを受信範囲として設定でき、FM補完放送が受信できる。

また、もっと古いXPERIAではメニューによる切り替えは無く、日本のSIMが挿入されていれば日本の放送帯(76~90MHz)にセットされるというものもあるらしい。

つまりハードウェア的には十分カバーしているのであり、ソフトウェアで受信周波数範囲を制御しているのである。

これからますます増加するFM補完放送、スマホ製造メーカーにはぜひFMラジオアプリのアップデートを実施してほしいものである。

PS.試しにZ5CのFMラジオアプリを抜き取り、そのままZ3にインストールしようと試してみたが、普通にはインストールできなかった。また日を見てテストしてみたい。

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