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2015年8月に作成された記事

2015年8月 8日 (土)

NTTドコモ西日本オペレーションセンター見学会に行ってきた。

先日、NTTドコモ関西支社が小学校高学年の児童とその保護者を対象に募集していた「西日本オペレーションセンター見学ツアー」に応募していたところ、見事に当選したので長男を連れて参加してきた。ちなみに今回招待されたのは20組の親子。

 Dsc_0187_2

実は、ドコモのオペレーションセンターを見るのは二度目である。

前回に見たのは、平成11年か12年だったと思う。当時は東京のテレコムセンターにドコモ(中央)のオペレーションセンターがあった。

大阪にもオペレーションセンターはあったが、ほかにも金沢なんかにもあったと記憶している。確か夜間は金沢(ドコモ北陸)も大阪で見ているとかいう説明を受けた記憶がある。

今ではドコモも全国一社体制となり、オペレーションセンターはNTTドコモ品川ビルとNTTドコモ大阪南港ビルの2箇所に集約されている。

ビルの玄関で受付を済まして中へ。

今回の企画が小学校高学年の児童向けということもあって、まずは「スマホ・ケータイ安全教室」を「スマホ・ケータイ安全教室」インストラクターの早形規子さんというお姉さんを講師に受講。

未成年が巻き込まれそうなトラブルを未然に防ぐためのルールとマナーをお勉強。小学生にもわかるように簡単な言葉で説明してくれて、職業柄技術的なことを素人さんにもわかるように説明しないといけない機会があるので、非常に参考になった。

その後、ドコモCS関西 西日本オペレーションセンター オペレーション企画担当課長の稲田尚課長の説明でいよいよオペレーションセンターの説明。

なお、保安上の問題からか本日のイベントは撮影禁止だったので、写真は無し。

ネット上を検索すると報道陣向けに公開されたときの記事がここなんかに紹介されているので参考に。

ちなみにこのモニター画面だけれども、60インチが52台並んでいるだそうで、24時間365日、滋賀県米原市以西の基地局およそ10万局の状態を監視しているんだそうだ。

見学した際は、結構赤表示のアラームが出ていたのだが、これは基地局工事が行われているのが多いからであり、アラーム一つ一つ全てに確認作業を実施しているとのこと。

人数はおおむね勤務員は120名程度。2交代制勤務なんだとか。平日昼間だと20名程度、夜間休日は12名程度で勤務しているとか。

ちなみに品川の方がもう少し規模が大きく倍くらいだそうだが、データは共有されており、どちらかのセンターがシステムダウンしてももう一方で対応可能だそうだ。このように、両現用で動いているこのシステム、ドコモでは「ORTEGA(オルテガ、OpeRation Twin Equipment Guardian Agent system)」と呼んでいるらしい。

この西日本オペレーションセンター、大阪の南港なんかに作っちゃって、地震のときに大丈夫なのかよという疑問が当然沸いてくるのだが、免震構造を採用し、震度7クラスでも大丈夫だとか。地下50mの岩盤まで掘って土台を作って建物を支えているので、周囲が液状化してもこの建物は大丈夫だそうだ。

オペレーションセンターの後は屋上に上がって鉄塔見学。

なお、建物は12階建て約50mの高さがあり、この屋上から約150mの鉄塔が建てられている。鉄塔の重さは170トン。最下部は継ぎ目の無いひとつの鋳物で作られており、意外だったのは、てっきりボルトで屋上に固定されていると思っていたのだが、全く固定されておらず、文字通り置いてあるだけだったこと。

もちろん、ものすごく太いワイヤー(太さ7mmのワイヤーが499本束になっているとか)数本でいわゆるステー張りされているのだが、このステーも1、2本切れたくらいでは鉄塔はビクともしないとのこと。

この鉄塔の最上部には、将来的に発生が予想されている南海トラフ巨大地震の対策として、関西エリアに設置されている14の大ゾーン基地局のうちの一つが設置されており、このアンテナは普段停波している。

なお、屋上にはほかにも非常用自家発電装置が設置されており、約33時間の稼動が可能。もちろん燃料については優先的に提供してもらえるよう燃料会社と締結している。

さらにソーラーパネルが設置されており、こちらはエントランスの照明等に使われているとのことであった。

当初、雨天で鉄塔見学が出来ない場合は、歴代端末のショールーム見学だったのだが、最後にこちらのショールームも見学させてもらえた。

ここには1968年の最初のポケベルから、現在の最新端末までのほとんどが展示されており、アナログショルダーホンやら、インフォネクスト、アナログムーバ、デジタルムーバといった端末に加え、ポケットボードやピーターパン、シグマリオン、データスコープ等々といったアイテム等も展示され、子供よりも大人が「懐かしいなぁ、これ使ってたわ」といった感じで見入っていた。

というわけで、子供向けイベントだったのだけれど、3キャリアの中で「品質のドコモ」」といわれるその所以を垣間見ることが出来、お父さんは大満足のイベントだったのだ。

なお、おみやげは「キッザニア甲子園の入場券」だった。残念ながらクーポン券は無し。

今回のイベント、初の試みだったそうで、今後も同様の企画を行って生きたいとのことだった。ちなみに第二弾として「ケータイ工場見学ツアー」として兵庫県加東市の富士通周辺機本社の見学を8月27日に予定しているとのことである。興味のある人はこちらから応募してみては。

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