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2014年2月16日 (日)

iPhoneとアイホン、iPadとアイパッド

Apple社が日本国内でiPhoneの発売を始めるにあたり、日本での片仮名表記・発音について、それまでから国内でインターホン業界でトップシェアを誇るアイホンという会社名と酷似していることから、国内においての表記・発音を「アイフォーン」とすることで双方が合意し、「iPhone」の商標についてもアイホン株式会社が商標登録したうえで、Apple社に対して使用を許諾、アイホン株式会社が商標使用料を受け取る形で合意がなされていることはある程度有名な話である。

iPhoneのカタログ等々にも必ず、「iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。」との断り書きが記載されている。

さて、iPadについても実はAppleのiPadが発売されるはるか以前から日本には「アイパッド」という名前の商品があったことを知っている人はどれくらいいるだろう。

この「アイパッド」が売られているのを自分が初めて知ったのは今から18年も前、1996年である。

ではその「アイパッド」何するものかと言うと、当時ようやく一般に普及しつつあった携帯電話機やPHSのLCD部分を保護する、今でいう液晶保護シートである。

材質はポリエチレン、ひっかき傷等に強くできており、電話機のLCD部分に貼りつけて保護する。厚みは約5mmあるが、パネルが見にくくなるという事は無かった。

サイズについては、当時の携帯電話機のパネルに合わせ、Sサイズが横30x縦18mm、Mサイズが37x18mm、Lサイズが35x24mmの3タイプ、カラーはクリア、ブルー、レッドの3タイプ。

カーアクセサリ売場等で売られており定価は800円、売値は580円程度。

残念ながらパッケージも残っていないのでどこが発売してたのかまでは不明。

当時使用していたツーカーのSO(TH241)の1台目の液晶を破損したこともあり、2台目(これもTH241)の液晶に張って使用していたのだ。

その後ツーカーからドコモのP101に買い替えた後も買いなおして使用していた記憶がある。

当時は95年に携帯電話業界が自由化され、ツーカーやデジタルホンと言ったデジタル携帯電話の会社が新規参入し、また家庭用のデジタルコードレスホンが外でも使えるといったコンセプトでPHS3社が新規参入、またWindows95の発売とインターネットの一般への普及が始まったころである。

自分は当時はまだパソコン通信のNifty-serveを始めたころであった。実はこのアイパッドに関する件も当時Nifty-serveに書き込んだ過去ログからの抜粋なのである。たまたま過去ログを見つけて、懐かしいなぁと目を通していたら、アイパッドという単語を発見したのでネタにした次第である。

あれから18年、こんな時代になるとは思ってもいなかったが、今から18年後にはどんな世の中になっているのだろう。

まぁメディアがパソ通からインターネットへと変わったものの、やってることの根本は変わってない気がするので、今から18年後も相変わらず今と同じようなことをやっているのかもしれない。

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