spモードメールからドコモメールへ、これはいいかも(ひょっとしてiPhoneのため?)
10月11日のドコモ新製品発表会では、新製品の発表以外に新サービスの発表がいくつか行われたが、その中で悪評高いspモードメールに関しての大幅なリニューアルが発表された。
これによると、メールサービスがクラウド化し、送受信したメールはサーバー上に保存されるようになる。メールが届くと、まずその旨の通知が3GorLTE回線を通じて行われ、その後メール本文を受信するためにダウンロードする動作を行う。このために電話機本体におけるメールデータのバックアップ等も不要になる。イメージ的にはimapだとか、サービス開始当初のezwebメールに近い感じ。
ここまでは別になんということないのだが、大きな特徴はこれまで携帯電話におけるメールサービス開始以来ずっと電話番号に紐づいてきたメールアドレスがマルチデバイス設定により、もともとアドレスが与えられている契約回線以外の端末からも送受信できるようになること。つまりISPにより与えられたメールアドレスを複数のPCで使用するのと同じ感じで使えるようになるということである。
これにより、スマホとタブレットといった感じで複数台の契約をしていても、メインのメールアドレスを使い続けることが可能である。将来的には最大10個の電話番号を紐づけられるようになるらしい。10個ということは一人で契約できる最大回線数、音声5回線、データ5回線からなのかもしれない。
自分の場合で言えば、普段メインで使用しているXPERIA rayで使っているメールアドレスをGALAXY noteやMEDIAS TABでも使用することができ、どの端末を使っても同じメールを読むことができるようになるということである。
専用アプリはAndroid4.0以降の端末でしか利用できないそうで、これについてはどうよ。という気がするが、webメールで使用できるということなので、有志がICS以前のバージョンでも利用できるアプリを作ってくれて、古い端末でも利用できるようになるだろう。
さらには、PCなどの携帯電話回線を持たないデバイスからでも使用できるようになるということなので、PCはもちろん、KDDIやSBMの端末、回線からでも利用できるということになり、他キャリアで契約しているiPhoneやiPadでもwebメールとして使うことができるようになる。もっともiモード.netでも同じようなことはできるし、auのメールなんかは転送等を使えば同じようなことが可能ではある。
って言うか、ひょっとしてiPhoneを取り扱うためじゃないの?って思ってしまうのは考えすぎだろうか。これならappleがドコモの仕様にあわせてくれなくても、問題なくドコモのメールサービスを利用することができる。
今回は他社回線をメインで使っていて、ドコモの寝かし回線を持っている場合でもドコモメールを使うことができるということにもなる。
ドコモはiモード等自社のクローズな環境にずっとこだわるというイメージが強かったので、このspモードメールからドコモメールへの移行には驚いた。
最大手のドコモがやるということで、これは10年以上ずっと続いてきた携帯電話メールサービスの大転換期となるのかもしれない。
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