本日の午前11時29分頃から午後6時29分ころまでの間、全国及び海外からのspモード接続に障害が発生した。
原因についてはここに書かれてあるとおり。通信設備の故障とその障害発生のために更に発生した輻輳によるもの。
ちょうど昼食を食べ終わってXPERIAの画面を見たところ、待ち受け画面上のNews and Weather のウィジェットがエラーを表示していた。あれっと思って他のアプリをいくつか確認するもネットワークエラー。
ネットワークの設定を見直したり、データ通信のON/OFFをしたり、端末自体の再起動をしたりしても駄目。試しに別の電話機から電話をかけてみると正常に着信可能。
そうこうしているうちに京都にいる知り合いから「spモードがつながらないんだけどそっちはどう?」と確認の電話。そこでやっと障害に気づき、すぐにtwitterと2ちゃんねるで情報収集し、全国的な障害発生を認知できた。
この時点で発生から1時間経過。docomoのwebサイトへアクセスすると、全国からアクセスが殺到しているのであろう、非常にレスポンスが悪い中、なんとか確認したが障害発生のお知らせは皆無。第一報が掲載されたのはおそらくそれから30分程経過した時点。
音声回線には異常が無く、さらにパケット通信でもmoperaについては正常。他のデータ通信やドコモのインフラを使用している他社サービスにも異常なし。spモードのネットワーク障害であることは明らか。その間にもspモードメールの着信通知のwap_pushだけはデータ通信では無いので着信するが、肝心のメール内容の確認が出来ない状態が続いていく。
さて、ドコモのWEBにはさらに、メール送信状況を確認できるページがある。この障害が発生している間定期的にこのページを確認していたのだが、最後の最後まで「正常に送信できます」から表示が変化することはなかった。このページはドコモのメールサーバーから他キャリアや他ISP宛にメールを送信するときの状況を表示しているらしい。
spモードの障害発生中はもちろんspモードメールの送受信は一切不可能であったのだが、サイトでは全く状況に変化がないままだった。このメール送信状況の確認できるページというのはユーザーがメールを送信できるか出来ないかに関係なく、あくまでもメールサーバーが他のサーバーへ送信さえしていれば正常という判断をしているらしい。なんと意味のない情報の公開だろう。末端で障害が発生していてメールサーバーと端末間の送受信が出来ていない状況でもメールサーバー間で送受信が正常なら正常に動作しているという状況を表示することのどこに意味があるんだろう。
もちろんこのページも、障害発生中はそれなりにアクセスが増えていたようだが、ユーザーは結局自分には意味のない情報をそれと知らされずに見せられていたことになる。
このページについては表示内容そのものの改善をお願いしたいもんだ。
ちなみにtwitterで見ているとspモードの障害でiモードやmoperaが正常に動作していた状況から、悪いのはspモードの電波だけで、影響のなかったb-mobileの回線はmoperaを使用していることが今回判明なんてことを言ってる人がいたが、それであってるのかなぁ。
電波は全国複数の基地局から送信されているので、全国一斉にってのはまずあり得ない。(まぁ先日のソフトバンクモバイルみたいなこともあるけど)
電波が悪ければ、spモードだけでなくiモード、mopera、音声通話、ドコモのインフラを使用する他のキャリアについてもネットワークに問題が無くても全部影響が出る。
簡単に言えば、一本の道路をいろんな方面へ行く路線バスが走ってるってイメージでいいんだろうか?
同じ電波の上にそれぞれのネットワークが乗っかってるんであり、iモード、spモードそれぞれの電波が出ているわけでないことがわかっていない状態でつぶやいてる人が結構いるみたい。
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