無料にならない905iシリーズ
今週から発売が開始されているNTT DoCoMoの新型携帯電話機905iシリーズ
販売方法が一括払いと分割払いが選べるようになり、今まで毎月の基本料金に上乗せされていた端末代金と基本料金が分離されたという。
この新プランはバリュープラント呼ばれ、従来のプラン(ベーシックプラン)より基本料金が\1,680安く設定されている。
ちなみに分割払いをしたときの端末代金は12回払いで\4,200、24回払いで\2,100ずつである。
ちなみに本日確認してきた店舗では頭金が\3,150となっており、販売価格は\61,950、冬のキャンペーン値引きで支払額は\53,550となっていた。
また2年間同一機種を使う条件でドコモが\15,750値引き、基本料金は従来通りというベーシックプランでは従来機種を1年以上使用していればキャンペーン値引きとで\37,800となっていた。
ここで不思議なのは何らかの手段で905iの白ROMを入手して、持ち込み契約した場合にバリュープランでの契約が出来ないことだ。
手持ちの905iの白ROMということは、ドコモに対しての未払いの端末代金は無いはずなのに、端末代金と切り離されているバリュープラン契約が出来ず、端末代金が上乗せされているベーシックプランのみの契約となってしまう。つまりユーザーからすれば既に支払い済みの端末代金を、更にドコモに対して二重に払わなければならないわけである。
何で買い取り制の端末代金をドコモに対して払わなければいけないのだろう。仮に2年間使い続ければ\40,320も余分に払わされることになる。
今回のバリュープランは905i以降の機種でのみ契約できるということだが、これも本来ならば端末を持ち込みで変更なり新規契約なりを行う場合にはどんな機種でも選択できないとおかしい。
これと同じような事がPHSユーザー向けの特典にも言える。
来年1月にサービスが終了するドコモのPHSユーザーには、かねてからFOMA等への移行にかかる端末代金や事務手数料を全機種完全無料(全てドコモ負担)ということで、PHSユーザーの巻き取りを行ってきたのである。
この考え方から行くと、端末代金は無料(ドコモ負担)であり、ユーザーが支払う必要はないはずにもかかわらず、PHSから905iシリーズへの変更はベーシックプランのみの契約となっており、バリュープラン契約が出来ないという風に、変更されたのだ。
先ほどから書いているとおりベーシックプランは端末代金が上乗せされている従来からのプランであり、ドコモは端末無料ですよと言いながら、実は基本料金に上乗せして端末代金を徴収しようとしているのである。
確かにユーザーが直接ドコモに払う金額(持ち帰りに必要な金額)は\0かもしれないが、月々に基本料金と言う名前で上乗せされている代金を取っていくのだから、全然無料じゃない。
まぁベーシックプランではあるものの、2年間使用の条件も無いので即解約してやればいいのだけれど、しかしその端末を持ち込みで機種変更とか新規契約してもバリュープラン契約はできず、ベーシックプラン契約になってしまう。
こんなのって許されるの?どう考えたっておかしくない?
もし万が一ドコモの中の人がこれを見るようなことが有れば、ぜひ納得がいく説明をして欲しいなぁ。
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