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2006年8月 7日 (月)

MNP制度、実施日決定

各報道によると、携帯電話事業者3社が、契約事業者を変更しても電話番号を変更することなく使用できる「番号ポータビリティー制度」の導入日を10月24日にする方針を固めたそうだ。

実はツーカーホングループ3社からauへの移行は既に番号をそのままに移行できるサービスを実施中だが、このサービスの開始に伴いどこの事業者間であっても番号はそのままで、通信事業者だけを好きなキャリアに変更することが出来るようになる。変更に伴う手数料もわずかだし、ひょっとしたら客獲得のために変更手数料負担なんてことをやる事業者も出てくるかもしれない。

このようなサービスは既に固定回線では実施されている。元々はNTT東西日本会社の独占であった一般加入回線は、現在は電力系通信会社やケーブルテレビ会社、BBフォン等がサービスを行っているが、このサービスを利用する際は元々NTT回線で使用していた電話番号がそのまま継続利用できる。

ただ固定回線と移動回線での大きな違いは、端末をそのまま継続利用できないことである。固定回線の方は基本的に回線と端末装置の接続インターフェースが同じ規格であるので、そのまま使い続けられるが、移動回線はそうはいかない。あくまでも継続できるのは電話番号だけである。

NTTドコモのFOMAとボーダフォンのVGSは同じ規格なのだが、端末装置にプロテクトがかけられており、自社キャリアでしか使えない。PDCならば同一規格であり、かつてはツーカーホンの端末でドコモ契約する(もちろん番号は変わる)といった事も可能であったが、現在はドコモの1.5GHzの新規加入は出来ないのでそれもできない。(ひょっとしたらドコモの1.5GHz端末で契約している人がボーダフォンでならできるかもしれないが・・・)

せっかくのMNP制度、端末のSIMロックも解除してくれれば、今使っている電話番号、電話機はそのままでキャリアだけ変更なんて事ができるようになるのだが・・・

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