さらば冥王星
先日プラハで行われた国際天文学連合の総会において、冥王星を惑星から降格させることが決定。太陽系の惑星は8個とする事が決定した。
テレ朝系のニュースでは教科書への影響などと一緒に宇宙戦艦ヤマトを取り上げていた。
元々はガミラス星が遊星爆弾を発射するための前線基地があったところであり、冥王星海戦では反射衛星砲によりヤマトを苦しめた。
その後太陽系の元に取り戻された冥王星がストーリー上で出てくるのは、確実に記憶にあるのは映画「ヤマトよ永遠に」の冒頭で重核子爆弾による最初の被害を受けたのが冥王星基地では無かっただろうか。たぶん映画「さらば」やTV版「2」ではこれといったエピソードは無かったような。どちらかといえばこの時は第11番惑星だよなぁ。「3」でも特には無かったかな。「完結編」においては残存地球艦隊とともに最後の戦いに向かい、ディンギル帝国ルガール艦隊と交戦、ヤマトをハイパー放射ミサイルから守るために次々と駆逐艦が犠牲になっていくシーンが思い出される。この時の巡洋艦が矢矧、駆逐艦が冬月、浜風、磯風、涼風、朝霜等々。戦艦大和の沖縄特攻作戦の時の随伴艦に因んでいるのだ、また。
銀河鉄道999では実はもっと重要な役割を持って登場する。冥王星こそ太陽系の最果ての星であり、旅する者はここから先に進むのかそれとも引き返して地球に戻るのかの迷いに襲われるのだ。そして誰からともなく「迷いの星」と呼ばれている。
また冥王星の氷の下には、ここで機械の身体に取り替えて宇宙に出て行った人々の元の身体が数多く眠っているのである。そして迷いに迷って自分の顔だけは機械にできず、機械の身体と生身の身体の間で葛藤を抱えていくシャドウという氷の墓の管理人も登場する。
そしてメーテルの元の身体もここに眠っているのだ。
途中わずか3駅分のエピソードしか描かれなかった映画版でも登場し、また「さよなら銀河鉄道999」では停車せず上空を通過していくだけだが、通過する999を見上げるシャドウが描かれるなど、おそらく鉄郎の心の中に初めて「?」という気を持たせたであろう非常に大事な惑星なんだよ。
まぁ惑星じゃないって事だけで太陽の周りを回る太陽系の仲間であるには変わりないんだけど、何か寂しいなぁ。
ところで、惑星ヘビーメルダーの衛星でありながら1000年周期の楕円軌道で太陽の周りも廻っているというラーメタルは一体どういう扱いになるんだ?
ついでに水の惑星アクエリアスも「惑星」でいいの?
しかし、こういう宇宙ネタのニュースを放送するときに川島和子さんのスキャットははまりすぎ。あれぞまさしく「無限に広がる大宇宙」、一体宇宙を表わすのにあれ以上の曲があるだろうか。
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