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2006年5月11日 (木)

ドコモ、HSDPAを発表。しかし・・・

NTTドコモから夏に導入される予定の通信方式「HSDPA」に対応した折りたたみ型FOMA端末2機種がついに発表になった。

今年の頭にフジサンケイビジネスアイで報道されていたようにモトローラ製のデータ通信カードとNEC製の電話機型の2機種であった。

HSDPAは最大14.4Mbpsの速度が出るのだが、今回ドコモから発表された機種は、下り最大3.6Mbpsという通信速度であり、従来のFOMAの下り最大384kbpsと比べると10倍の高速化が実現されている。

ちなみに気になる料金プランだが、新たな利用料金や申込等は不要で、従来のFOMAの料金プランのままで利用できる。もちろんパケ・ホーダイも対象だが、従来機と同様にフルブラウザやパソコンに接続して通信した場合は定額対象外だそうな。

通信速度が10倍になったからと言って、利用時間が10分の1になるわけはなく、以前とおなじかむしろ増えるはずである。つまり、通信速度が10倍になったと言うことはだよ、利用料金も10倍になるって事だ。

これでは完全定額料金の@FreedからHSDPAに移行するユーザーなんていないだろう。自分もHSDPAサービスで定額プランが出ればすぐにでもPHSから移行するつもりだったが、これでは全然駄目だ。

このまま定額プラン導入がなければ、サービス終了のその日まで@Freedを使い続けることになるだろう。

ちなみに本日帰宅したらクイックキャストのサービス終了が近づいてきたのに伴う解約申込書なるものも送られてきていたが、これだって完全に代替手段となるものが未だに出てきていない。ドコモはFOMAのiモードをと考えているようだが、クイックキャストの情報配信サービスは基本料金さえ払ってしまえば、情報の受信そのものは無料である。全く同じ情報が提供されているiモードの時事通信のサイトはアクセスするのにパケット課金され、また自分からアクセスしにいかないといけない。i.chのサービスが近いものとしてあげられるが、これとてタイトルのみプッシュ配信で、そこから先はユーザーが自らの意志でアクセスしにいかないといけないし、もちろんパケット課金される。クイックキャストユーザーからの移行に限り課金フリーとかにしてくれれば今すぐにでも移行するんだけどねぇ。

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