「功名が辻」長浜築城と長浜曳山まつり
今週のNHK大河ドラマ「功名が辻」では、いよいよ秀吉が初の一国一城の主となり、湖北今浜の地を長浜と改めて城を築いた。この長浜という地名は信長の名前から一文字もらって長浜にしたという説があるが、今回の大河ドラマではそのことには触れられていなかった。
さて、秀吉はこの長浜城主をきっかけに信長の後継者として天下統一を成し遂げていくのだが、長浜城主だった時に男児が出生し、長浜の町民に砂金を振る舞っている。
そこで、長浜町民はこの砂金を原資に曳山を造り、長浜八幡宮の祭礼に曳いたのが「長浜曳山まつり」の始まりとされている。
400年以上の伝統があり、日本三大曳山祭の一つとされ、昭和54年には国の重要無形民俗文化財に指定されている。
長浜の旧来からの町毎に13基の曳山があり、その絢爛豪華な様子は「動く美術館」とも言われている。中でも見ものは毎年4基ずつの曳山の上で交代で演じられる「子供歌舞伎」である。5歳から12歳くらいまでの男の子が衣装に身を包み、大人顔負けの歌舞伎演技を見せてくれる。役者の男の子はほとんど学校にも来ずに歌舞伎の練習を行い、また世話役の町の若い衆と寝食を共にし、家族以上の付き合いで、歌舞伎練習を行う。ちなみに曳山の由来が男児出生祝いであることから、曳山は女児禁制。役者やしゃぎり演奏は全て男の子である。
そんな曳山祭であるが、今年は大河ドラマの放送や市町村合併による新しい長浜市誕生を記念して、毎年4基ずつしか出てこない曳山が20数年ぶりに13基全て展示されるのである。(子供歌舞伎は当番の4基のみ)
そういえば小学校の頃に13基全部が登場したことがあったが、それ以来という事だ。
祭のいろんな行事は既に始まっているが、メインの子供歌舞伎等は今週末14日~16日に行われる。長浜市一帯では北近江一豊千代博覧会というイベントも行われているという事で今年の長浜曳山まつりは大変盛り上がるに違いない。
今年は有休を取って帰省し祭りを観覧するつもりだ。
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