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2006年3月 2日 (木)

本当にWinnyだけが悪いのか?

最近でもないか、ずっと以前からだ。Winnyによる情報流出事件が後を絶たない。
警察、消防、原発等々、先日は遂に自衛隊からも情報流出が起こった。

で、報道されているのは必ずと言っていいほど「原因はWinnyによる流出」である。
企業等でも会社のPCはもちろん私物PCでもWinny使用禁止なる業務命令が出ていたりする。

でも、Winnyさえ禁止していればそれでいいのか。WinMXは、Shareはいいのか?中にはインターネット上で自分のハードディスクを共有かけちゃってる人だっているけどそれは問題ないのか?

だいたいこういう事を決めている人ってのはそもそも「Winnyって何なの?」てなレベルの人が多い。そこで「WinnyってのはP2Pて技術を使ってファイルを共有するソフトだよ。」とわかりやすく教えてあげる。すると「じゃあ何だP2Pってのは悪い技術なのか。そんなのを使うとはけしからん」とか言う短絡思考で意志決定がなされるのである。

今書いたように何も知らない人は「ファイル共有=悪いこと」と思いこんでいる。当然「そんなもの一度だって使ったことない」と大きく主張するだろう。でも果たしてそうなのか。そもそもファイル共有とは「ネットワーク上の共有ディスクにファイルを入れて、複数ユーザーがそのファイルに対して読み込み書き込みをできるようにしたもの」である。古くはDOSで使っていたLan ManagerやNetWork for Client for DOS、Workgroup Connection、IBM DOS LAN Service、それからWindowsのNetBEUIによるネットワーク共有サービスなんてのもファイル共有である。どうだ、使ってるでしょ>ファイル共有

じゃあP2Pって何?そもそもPeer to Peerの事であり、自分から相手の中身も見えるが、相手からも自分の中身が見えるような環境である。本来は主従関係ではなく互いに対等の立場になっているネットワーク環境の事である。古くはNetware Lite、LANtastic等である。もっとも最近は不特定多数の個人間で直接データのやりとりを行ったり、時間のかかる処理を多数のユーザで分散処理する様な事を指すことが多く、特に前者が一人歩きしている。

しかしインターネットにおけるファイル共有の歴史を振り返ってみると、元々インターネット創設時のコンセプトからしてファイル共有なのである。Anonymous FTPによるArchieでの検索、FTPサーバによるWAREZの偽装ファイル、メッセンジャーを用いたファイル交換、それからNapsterに始まり、WinMXやWinnyと進んでいくのだが、ファイル共有とはインターネットにおけるメールと並ぶ二大原点と言えると思うのである。

ではP2Pソフトウェアによってどういう利点がもたらされたのか。

まず、HDDの大容量化、低価格化、それから動画の圧縮技術の進歩、それからマルチメディア関係のハードウェアの低価格化、供給されるコンテンツの低価格化、質の向上、日本国内では更に著作権に対する意識の向上などもあげられる。
更にブロードバンド環境の普及などもそうであろう。実際に過去にはWinMXで音楽CDやプロモーションビデオを買う必要がないと言って宣伝していたプロバイダもあるくらいである。他にも帯域制限してないことを売りにしているISPなんかもあるが、そもそもブロードバンドの高速、大容量性をアピールしておきながら、その宣伝通りに使用する客に対して制限するなんてのもおかしいといえばおかしいのだが。
ちなみに今のインターネット全体のトラフィックの7割がP2Pファイル共有ソフトにものだそうだ。

P2Pのメリットといえば、サーバーが不要だとか、容量制限がないとか、負荷が分散できるとか、ネットワークトラブルに強いなどがあげられる。逆にデメリットは著作物の違法な配付が行われやすい、公開したデータに責任がない、通信相手、内容の特定がしにくい、P2P=悪の図式が成り立ってしまっている、技術開発の芽が摘まれるなどがあげられる。

P2Pを使ったビジネスモデルというものも生み出されていて、既にRedHat LinuxやFedoraCore等はBitTorrentによる配付が行われているし、NTTコムと松竹によるWinMXやWinnyネットワークによる配付を前提としたコンテンツ配信サービスもあるし、MicrosoftだってBitTorrentの代替技術を開発中で早ければ今年中には導入されるらしいという報道もあるので、ひょっとしたら次期OSには標準機能として付加されているかもしれない。更にはSkyPeを始めとする電話サービス等もかなり普及してきている。

負荷分散という点でのP2Pでは、地球外知的生命体探しとか白血病治療や炭疽菌治療の研究プロジェクトが有名であるし、つい先日NTTでも何だったか忘れたけどP2Pでやるって報道もあった。

この様にP2Pファイル共有というのは決して悪い点ばかりではないのだが、事件が起こると必ず「ファイル共有ソフトは悪い、使うな」という人がいる。これこそP2P、ファイル共有と言うだけで悪いことと思いこんでしまっているのである。確かにWinnyの場合は動かすというだけで著作権に違反する行為をしてしまう可能性が極めて高いが、でも臭い物に蓋をしろでいいのだろうか?

確かにWinnyを使っていたことは責められる話だが、それよりも使われた(使うことが出来てしまった)背景が問題なのではないだろうか。 そもそも漏洩してはいけないような情報を扱うPCにファイル共有ソフトを入れてしまう(入れることが出来てしまう)事、どうして会社の資産を扱うPCに自由にソフトがインストールできてしまうのか?自宅のPCで感染したとしても、会社のデータを持ち出せる状態だったのか。持ち出して自宅に持って帰ってまで仕事をさせなければならない状況を作りだした会社の業務の与え方はどうなのよ?まずはそちらから改善すべきでしょうって事が言いたいのである。
 出口だけ閉めたって、そこへ行き着く原因が解消されてなければ、また別の方法で情報は漏洩してしまうだろう。

P2P=違法、怪しいという先入観にとらわれてないか?
そもそもP2P自体には違法性はない。本来「あるファイルが著作物に該当するかどうか」という事と「そのファイルをネット上で流通させることは違法なのか適法なのか」という事は別次元の話である。
違法となるのは、「ソフトウェア技術の利用方法」であり、自分が作った著作物や自由配付が認められているファイルを送信することは合法で自由である。しかし他者の著作物は、配付できる状態にするだけで送信可能化権の侵害行為である。

何が言いたいかというと、P2Pであろうがなかろうが同じであって、ロケット開発技術というのは別の言い方をすればミサイル発射技術であるし、自動車の高性能化は速度超過を招く材料になり、交通事故を増加させる一因であるにも関わらず、交通事故が増えたからと言って自動車メーカーが批判されたことはたぶんないだろう。

では、何故P2Pだけが悪いイメージを持つのか。それは「ファイル共有ソフトにより個人間で違法なファイルのやりとりが多く行われていること」それのみが強調されて報道されているからなのではと思うのである。

包丁だって、料理に使用すれば、それは料理を創り出す便利な道具であるが、犯罪者が使用すれば立派な凶器となるのである。P2Pによるファイル共有は決して悪いことではない。むしろ今後ももっともっと利用されるであろう。これからは頭ごなしに「悪いから使っちゃ駄目」と言うのではなく、技術を正しく理解して、何をすれば駄目なのかという事をきちんと理解させるといった社内教育等も必要であろうと思う。

最後に声を大にして言いたい。おまいら「ウイニー」ってgoogleで調べてみろ

どうだ、これが本物の「Winny」だ。これを見れば、今まで「Winny何て見たことも使ったこともない」なんて言えないだろう。おそらく大半の人が一度はお世話になっているはずである。

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