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2006年3月に作成された記事

2006年3月29日 (水)

トレンドマイクロ社員は無料だってのに!

3月27日にトレンドマイクロの営業資料がAntinnyで流出というのを書いたが、その中で

工エエェェ(´д`)ェェエエ工、仮にもトレンドマイクロの社員だよ。社員割引で安く買えるとか無かったのかなぁ。ていうか、社員なんだから率先して自社ソフト使えよ。それとも自社の社員でさえ入れたくなくなるようなソフトなのか?>ウイルスバスター

と書いた。

ところが、その後の報道「[セキュリティ]トレンドマイクロ、社員所有のPCから情報漏えい、対策ソフトなしに使用して」を見ていたら、

トレンドマイクロでは、事故以前から個人所有のパソコンにもウイルス対策ソフトを導入することを社内規定で義務付けており、同社のセキュリティソフト「ウイルスバスター」を無償提供していたが、この「元社員はウイルスバスターをインストールしていなかった」(同社広報)

とあるじゃないか。社員割引とかあるだろうにって書いていたのに、無償提供だってさ。

それなのに使ってなかっただって。こちとら、多くのPCにセキュリティソフトを入れるのに金がかかって仕方ないから、フリーのを入れたり、90日体験版を入れたりしてやりくりしてるってのにさぁ。

そりゃ、セキュリティーソフト大手の社員がセキュリティーにはまったく無自覚だったことで、市場でイメージ低下になって三日連続で下落するわ。

こんなん公務員なら信用失墜行為で懲戒免職だよ。

WinnyってLinux上でも動くやん その2

先日、WinnyがLinux上でも動いてしまうという話をしたが、これがその画面をキャプったものである。

Winnylinuxshot フォントの指定がおかしいので、Winnyの文字が全て化けているが、動作そのものはしているっぽい。

Antinnyの動作そのものについてはLinux上では未確認だが、Windows上で実行するよりかは比較的安心できるのかもしれない。

しかし、Winnyは知らず知らずのうちに著作権法違反を起こす可能性が極めて高いソフトであることを考えれば、例え合法な物しかダウンロードしていなくとも、使わないのが好ましい事は言うまでもない。

2006年3月27日 (月)

KDDIの偽サイト登場

KDDIのトップページ全くといっていいほど同一のデザインの画面を持つサイトが登場した。

アドレスは「http://www.wwwkddi.com」とhttp://wwwkddi.com

試しにアクセスしてみたら本当に本物とそっくりだ。KDDIのトピックスインフォメーションでも注意を促しているが、KDDIとは全く関係ない。一般的にはこういうサイトはフィッシングサイトと呼ばれ、カードの暗証番号やID、パスワード等を盗み出したりするのに悪用されている。

どれどれと偽ページのソースを見ると、フレーム表示で全画面で本物のKDDIのトップページを表示させているようだ。そりゃ見た目全く同じに見えるわな。

ということはkDDIサイト内にあるいろんなところへのアクセスは全てここを通す形になるって事かな。KDDIサイト内でのオンライン手続き等の個人情報を盗み取ろうとしている可能性がある。

NICの登録情報は以下の通り

Domain Name: WWWKDDI.COM
Registrar: GO DADDY SOFTWARE, INC.
Whois Server: whois.godaddy.com
Referral URL: http://registrar.godaddy.com
Name Server: PARK9.SECURESERVER.NET
Name Server: PARK10.SECURESERVER.NET
Status: REGISTRAR-LOCK
Updated Date: 26-mar-2006
Creation Date: 25-jan-2004
Expiration Date: 25-jan-2008

ドメイン取得代行業者のようであり、詳細はわからずじまい。

IEの新たな脆弱性を突いた攻撃コードが出回っている事もあったりするので、このソースを見る限りトップページを見るだけだと大丈夫だとは思うけれども、まぁ、下手に面白がって触らない方が賢明と言えそうだ。

トレンドマイクロの営業資料がAntinnyで流出

ウイルスバスター等のセキュリティ製品でおなじみのトレンドマイクロの営業資料がWinnyネットワーク上に流出した。

まぁ正確に言うと、「流出していたことを明らかにした」だ。実はずっと以前から流出していたらしく、トレンドマイクロ社は一年前から確認していたという。

自分が知ったのは先週末の事。いつ報道されるかと待っていたのだが、そんなに前から出ていたとは知らなかった。

既にこの社員は退職しているそうだが、何と自宅PCにウイルス対策ソフトを利用していなかった。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工、仮にもトレンドマイクロの社員だよ。社員割引で安く買えるとか無かったのかなぁ。ていうか、社員なんだから率先して自社ソフト使えよ。それとも自社の社員でさえ入れたくなくなるようなソフトなのか?>ウイルスバスター

昨年のパターンファイルの不具合による、Windowsが起動不可能に陥る失態といい、いろいろやってくれるねぇ。

ファイル交換ソフトWinny(ウィニー)による情報漏えいにご注意ください 全然説得力無いぞ!

2006年3月26日 (日)

宮川泰さんの告別式

21日に虚血性心不全のため亡くなった作曲家宮川泰さんの告別式が25日に営まれた。

式には松本零士氏やささきいさお氏など約700人が参列。

ご本人の遺言で最後はトランペット演奏による「真っ赤なスカーフ」、ブラスバンド演奏による「宇宙戦艦ヤマト」で見送ったそうだ。出棺をヤマトのテーマでといえば、古代進役を演じた声優の富山敬さんの告別式も「宇宙戦艦ヤマト」での見送りだった。

ヤマトを支えた偉大なお二人は永遠の航海に旅立たれた。

今日は東京芸術劇場で日本フィルハーモニー交響楽団によるヤマト放映30周年記念コンサートも行われたらしい。こちらのブログにコンサートに行ってこられた方(ガミラス帝国太陽系方面軍地球駐屯地所属らしい)のレポートが掲載されている。いいなぁ。

素晴らしい作品は永遠に残り続けるであろう。今日はエターナルエディションを聞きながら寝ることにしよう。

2006年3月25日 (土)

HDDビデオレコーダーが欲しい

地デジ対応液晶テレビを使っているので、そろそろビデオデッキを買い換えたい。現在はせっかくのハイビジョン放送なんかもVHS録画だ。

しかし、自分の満足する機能を満たしているのがなかなか見つからない。

地デジのダブルチューナー搭載で、インターネット経由で携帯電話などからでも録画予約ができるDVD搭載HDDビデオってどこからも出てないんだよね。

東芝のRD-X6が地デジダブルチューナーを搭載していれば文句ないんだけどなぁ。LAN接続したPCからも見られるしね。シャープや日立はダブルチューナーだけどネット予約が出来ないし・・・

これらを満たしたやつ、テレビがWECA使ってるからSONYから出してくれれば文句なしに買うのに・・・

WinnyってLinux上でも動くやん

Linux上でも何と少し工夫すればWinnyは動いてしまう。

これではいくらいろんな検索ツール等を使ってもWinnyの発見や、Antinnyの発見・駆除はできないじゃん。

ちなみにAntinnyはLinux上で動作するのだろうか。何でもklezなんかは動いちゃうらしいけど。

もしAntinnyはうまく動作しないというのなら、つまり・・・

まぁ別のシステムの脆弱性とかは出てくるだろうけど。

2006年3月24日 (金)

Fedora Core 5をインストール

Fedora Core 5がリリースされたと知って早速インストールしてみた。現在メインのPCにはTurbo Linux 10が入っているので別PCで実施。

とりあえずDVDのisoイメージをダウンロードしてきて、DVDを作成。WindowsXPとFC4のデュアルブート環境のデスクトップ機にインストール。難なくインストールは終了して起動を確認。

調子に乗ってDellのノートPCにもインストールしてやることにした。しかし、このDell機はCD-ROMドライブ機。DVDメディアを読むことは出来ない。USBで外付けのマルチドライブをつないでみたけれど、USB接続のドライブからの起動は無理。これまでもWindowsXPとFC4のデュアルブート環境(正確にはPC DOS 2000も切り替えて起動できるのでトリプルブート環境)を構築していたのだが、はて、どうやってインストールしたんだったっけ?

インストールCDのイメージをダウンロードしようと思ったら何と5枚もあるでやんの。これは手間がかかる。そういやLinuxにはFDでブーとしてネットワークインストールするって方法があったなと思いつき、DVDの中を探してみるものの、ブートディスクのイメージが無い!ずっと調べてみたらFC4とか前のバージョンにもないのね。で、見つけたのがFC1だったかな。これの中には起動フロッピーのイメージとかがある。そこでこいつで起動させて、インストール元のftpディレクトリをFC5の分に指定してやればうまくいくんじゃないの。何て素人考えで試行錯誤したんだけど、やっぱり無理。

今のご時世、とうとうLinuxもフロッピードライブから起動してのインストールとかは無くなったのか。DVDとかCDとかも付いてて当たり前だもんなぁ。とか思ったんだが、実は最近のFedora CoreはレスキューCDから起動してネットワークインストールできるように変わってたんだね。まぁどっちにしろフロッピー起動してというのは無理なのかもしれないけど。

で、http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/5/i386/iso/からFC-5-i386-rescuecd.isoってのをダウンロードしてきて起動CDを作成した。これならDell機からでも起動できるし、後はネットワークインストールできちゃう。

いざCDから起動したら、ん?USB Storageがどうたらこうたらメッセージが出たよ。って事でKernelが読み込まれるときにその辺のモジュールも読み込んでる?みたいで、USB接続のマルチドライブもしっかり認識していたので、ネットワークインストールは中止し、そのままDVDからインストールを続行し、無事終了。

起動と同時にそのままsystem update。これも今までのFCやRHと違って感覚的にはよりWindowsUpdateに近くなったかな。

まだインストールしただけなので、これから使ってみないとわからないが、どうだろうFC4よりは軽いのかなぁ。

ネット上の情報でも軽くなったという人もいれば重くなった人もいたりするし・・・

2006年3月22日 (水)

日本人としての愛国心

王貞治、誰もが知る世界のホームランキング。世界でもっとも名前を知られている日本人の一人である。

実は王監督のお父さんは中国大陸出身で、監督自身は生まれも育ちも日本だが台湾籍である。そのために甲子園の優勝投手となったときも国体に出場できなかった。ホームランで世界一になったときも国籍が原因で勲章だったが授与できない&その他の政治的な背景から国民栄誉賞が制定されたとか。

そして、横綱朝青龍、彼も言わずと知れた外国籍である。しかし今回朝青龍は「日の丸を振って応援に行きたかった」と話したと聞いて、王監督は「彼は高校から日本にいるんだったかな?オレもそうだけど純粋な日本人でない方が、かえって愛国心があるんじゃないか」と語ったという。

あほな記者が会見で国籍について質問したときも「日本で生まれて日本で教育を受け、日本で野球を覚えた。自分は日本人的な人間だと思っている。」と言い切ったそうだ。

王監督、朝青龍、あなた達は立派な日本人です。法務省は認めてないかもしれませんが、日本国民は日本人として歓迎しますよ。少なくとも自分は日本が世界に胸をはって誇れる日本人としてあなた達の名前を挙げたいです。

今や、日本の野球選手から見てもイチローはあこがれの存在であろう。あの清原でさえそう言うのだから。そのイチローが愛国心を謳い、奮発して試合に臨むという。これで他の選手の士気が上がらないわけがない。

それから、王監督、日本人は勿論、外国の野球選手から見ても神様のような存在だ。海外の野球選手の中には「王監督に会うために日本語を勉強している」選手がいるらしい。今や世界のスーパースターのイチローに、「日本代表の中で一番サインを求められるのはきっと王監督。それを見て日本人として誇りに思うでしょうし、王監督の偉大さを強く感じると思う。王監督に恥をかかせるわけにはいかない。」と言わせてしまうのはこの人しかいない。そんな二人が日本のために日の丸を背負って戦ったのだ。負けるわけがない。

現役時代からそうだったのかもしれないが、長嶋茂雄の陰に隠れてしまいがちだったかもしれない。しかし地味でもこつこつと自分の信念を持って努力を続けて世界の頂点を極めた人なのである。努力とか忍耐とか、汗くさくて汚い、古いとか言う人がいるかもしれない。しかしこれこそが日本人がずっと持ち続けてきた美しさなのだ。巨人の星の星一徹もそういう事を言っていた。日本人として、王貞治という偉大な野球人がいる事をもっと誇りにしなければいけない。

今の世の中、愛国心があるということが何か悪いことのような風潮があり、すぐに右翼的思想だとかどうとか言われてしまう。実際自分が通っていた高校でもそれはそれはすごかった。しかし自分の住む国を好きに思い、大事に思う、人間として本来当たり前の感情だと思う。国というまとまりの中で生活している以上、当然だと思うのだが、何かこの国はおかしい。

しかし、今回王監督やイチローが、あんなに堂々と愛国心ということを全国民の前で堂々と発言した。これで今まで国というものを意識したことがなかった人が何か感じてくれれば嬉しい。

王監督、次のオリンピックの監督は辞退したらしい。「いつまでもONにすがってるようでは駄目だ。」と言ったとか。王監督は星野さんを推薦しているとか。確かに長嶋さん、もうそっとしておいてあげようよ。でも王監督、2年後ならおそらくまだホークスの監督をやってるでしょう。孫さんがまだまだ離さないでしょ。個人的にはオリンピックでも王監督で臨んで欲しい。そして星野さん、この人の人間くさいところ、選手にかましを入れる代わりに、監督自ら選手のために食い下がる。選手だけでなく、裏方のスタッフの家族にまで気配りのできる星野さんも大好きなのだ。日本シリーズで星野VS王となるとどちらを応援するか困ってしまうのだけれど、星野さんの球界への思いもすごいものがある。個人的には北京では王監督、星野ヘッドコーチでもう一度感動を与えて欲しいところだ。

日の丸を背負う重み

今回のWBC、日本チームの誰もが「日の丸を背負う重み」を感じて戦っていた。勿論他の国も同じだろう。

日本チームの誰一人も笑顔で「楽しんできます」とは言わなかった。日の丸を背負うからには国を代表し、全力で真剣勝負をする。彼らはプロなんだから当たり前と言ってしまえばそこまでかも知れない。しかし王監督はこう言っている「我々は、野球選手として戦った。アマやプロではなく野球選手は野球選手なんだ

国を代表して勝負する世界にアマチュアだのプロだの無いのである。そこにはその競技の選手として出場しているのだ。国を代表する選手として出場しているのだから、真剣勝負をするのはやはり当然なのだ。

今回のWBC日本チームの頑張りを見て、自分は一体どうだったのだと自問自答して欲しいオリンピック選手(誰とは言わないが)、次の機会が訪れたらこの日本チームの戦いぶりを思い返して欲しいものである。

そういや官房長官が記者会見で「久しぶりに(国が)ひとつとなって応援した」みたいなコメントをしていた。トリノはついこの前の話であるが、官房長官は「久しぶりに」と言った。って事はトリノオリンピックは日本中が一つになって応援できなかったということだ。やはりこの冬季オリンピックは日本にとっては失敗だったのだなぁとつくづく思った。

しかし、真剣勝負の世界に生きる男はかっこいい。

あ~、久しぶりに巨人の星がじっくりと読みたくなってきた。

2006年3月21日 (火)

王貞治、監督としても世界一

WBC決勝で日本がキューバに勝利、世界一になった。

アテネオリンピックでは長嶋監督の下、シーズン中にもかかわらず、プロ選手のみで結成された最強軍団で挑みながらも銅メダルだった。

現役時代、ホームランで世界の頂点に立った王さんは、今回全日本を率いる監督として世界の頂点に立った。

巨人軍監督を辞めさせられ、ダイエーの監督に就任したときは、あまりの負けっぷりにダイエーファンからも生卵を投げつけられたり、罵声浴びたりしてたけど、ずっと耐えて、頑張ってダイエーホークス(現ソフトバンクホークス)を常勝チームに育て上げて、そうして今回は全日本の監督として世界一である。「名選手必ずしも名監督ならず」なんて言われたりするが、王さんは両方で世界を極めたのである、素晴らしい!

シーズン開幕直前の大事な大事な時期に監督がチームをひと月近くも離れる。これからも王監督の決意がわかる。本当は監督としてではなく現役時代に選手として参加したかったに違いない。その思いを選手に託していたんだと思う。それがわかるからこそ、あのクールなイメージのイチローが「五輪はアマの世界一だけど、WBCは本当の世界一を決めるもの。その大会の歴史を作る第一歩ですからね」「日本代表の中で一番サインを求められるのはきっと王監督。それを見て日本人として誇りに思うでしょうし、王監督の偉大さを強く感じると思う。王監督に恥をかかせるわけにはいかない。目標?もちろん優勝、世界一ですよ」と公言してきたのだろう。こういうの聞くと同じ日本人として嬉しくなるねぇ。しかも普段は自分のために野球やってるイメージが非常に強いイチローの口からこういう言葉が出てきたのが嬉しい。今までイチローのクールさが嫌いだった人も、きっと今回のWBCでイチローが好きになったに違いない。

王監督は「世界の本塁打王」として世界中の野球選手から尊敬されている。そしてWBCは現在のスター選手が集う。そんなスターたちが初めて参加する大会では、王監督は日本野球を代表する顔なのだ。そりゃ選手もきっと他の誰が監督をしていた場合よりも気合いが入っていたに違いない。

アテネオリンピックでは長嶋監督の下、シーズン中にもかかわらず、プロ選手のみで結成された最強軍団で挑みながらも銅メダルだった。

今回のWBCではアメリカや各国の選手がのきなみ大リーガーであることを見れば、MLBこそが一番であることを誇示するための大会と言える。クラシックという言葉には古典以外に最高峰とか一流という意味があるらしい。オールスターをミッドサマークラシック、ワールドシリーズをフォールクラシックと言うが、WBCもまたMLBの祭典とも言えるらしい。そんな中で日本が栄えある第一回目の王者となった事は素晴らしい。

この試合、当初代表として考えられていた松井、井口はどう思っているのだろう。確かにプロ選手としてシーズン全体を考えるのも大事だと思うけど、自分の存在、日本球界、そして日本代表というものをどう考えているのだろう。

野球をやれているのは自分だけの力じゃない。もちろん団体競技としてのチームもそうだが、サポートしているいろいろな人たちが居るからこそできるのである。そういう人たちに何も思いはなかったのだろうか。

シーズンが大事?イチローは清原選手との会話で「シーズン大丈夫」と聞かれて、「もしシーズンが駄目になったら、自分はそれだけの選手だったということだ」とサラリと返答したという。サラリと返答しても、結果が全ての世界だ。陰では松井や井口以上に練習して、素晴らしい結果を今年も残してくれるに違いない。何か義というものを感じてしまった。

トリノオリンピックでは荒川静香以外盛り上がりに欠けてしまったが、WBCで再び日本を強く意識することが出来たよ。

宮川泰さん亡くなる

今、NHKニュースで知ったのだが作曲家の宮川泰さんが亡くなった。

宮川泰といえば、年末の紅白での「蛍の光」の指揮者であり、マツケンサンバIIで有名になった作曲家・編曲家の宮川彬良の父親である。

しかし、自分にとって一番大きいのは、あの宇宙戦艦ヤマトの作曲家ということだ。

宇宙戦艦ヤマトが果たした功績はアニメーションの世界で計り知れない物があるが、音楽がアニメーションにおいて大きな役割を果たすことを証明したのが宇宙戦艦ヤマトだったと思う。何せアニメでオーケストラを採用したのだから。

ヤマトのその後の人気は誰もが知ることだが、ヤマトのすごいところは更に音楽だけでNHK交響楽団によるコンサートまでやっちゃったくらいである。

自分もエターナルエディションを全部買って何度も何度も聞いているが、ヤマトの音楽は映像無しでも立派に音楽だけでもやっていけるくらい素晴らしい。あの音楽にどれだけ力づけられたことか。

今頃きっと富山敬さんと一緒にヤマトの昔話でもされているに違いない。

合掌

2006年3月18日 (土)

「ドコモは分割すべき」?

ITmedia +Dモバイルの3月13日の記事によると、イー・アクセスの千本倖生会長が「英国などでは、4社がだいたい20~30%のシェアを競っている。日本ではドコモが約6割のシェアを持っていて、世界の携帯事業の競争状況からみてもいびつ。ドコモは分割すべき」と話したという。

あのぉ、日本の携帯電話、PHS事業者の中で主要な、NTTドコモ、KDDI、ボーダフォン、ウィルコムのうち全国一社体制じゃないのがドコモだけで、KDDI(まぁ沖縄は別会社だけど)、ボーダフォン、ウィルコム全て全国一社で、ドコモだけが地域ごとに分割されているんですけど・・・

携帯激戦区と言われるここ関西地区ではかつてドコモ以上に関西セルラーホンが過半数のシェアを持っていてトップに君臨していたときがあったし、月間シェアでも藤原紀香時代のJ-PHONEとかここ最近のKDDIとかドコモ以上にシェアを取ってたことがあったと思うのだが。

ドコモの端末は他社端末よりも市場価格も高いし、それなのにドコモが現在トップでいるというのは、やはり競争原理が働いて、端末や料金が高くてもそれでもドコモを選ぶ客がいたからという結果に過ぎないのでは?

災害時に備えてのオペレーションセンターの二重化などをやっているのもドコモだけだし、そういう面からもドコモが選ばれているというのもあるだろうし。

「KDDIがゼロからやって今のマーケットシェアになっている。」と言ってるみたいだが、ヤフーだってゼロから初めて今のシェアを持っているわけだし、それはイー・アクセスがこれからゼロから初めてどこまで頑張れるかって事じゃないのかな?NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3強と言われないようにイー・アクセスが頑張って、ドコモのシェアから20~30%奪ってしまえば会長が言うように20~30%くらいのシェアで4社が頑張れるようになると思うのだが・・・

サービスを始める前からシェアの件で文句言うのもどうなのかなぁ。

ボーダフォン、ソフトバンクが買収 イメージキャラは誰に?

元々、ボーダフォン日本法人は旧国鉄など鉄道系の大手通信事業者である当時の日本テレコムが携帯電話事業に参入するために1991年に株式会社東京デジタルホン、株式会社関西デジタルホン、1992年に株式会社東海デジタルホンを設立したところから始まっている。

その後1996年より日本テレコムと日産の共同出資でデジタルツーカー九州/中国/四国/北陸/東北/北海道を設立し、ツーカーグループと合同で全国展開を行った。

1997年になってデジツー3社がジェィフォンのブランド名を使用し始め、1999年日産が撤退、全9社が日本テレコムのものに、1999年になって9社がジェイフォン東京株式会社等、「ジェイフォン」を冠した商号に各々変更。全国統一ブランドになった。その後2000年10月に東日本、東海、西日本の3社に統合して、更に一年後1社に統合。

同時期に英国vodafoneが日本市場への進出&日本の携帯電話に関する技術が欲しかったために、親会社の日本テレコムごと買収。その後vodafoneは日本テレコムをリップルウッドへ売却、2003年10月に会社名もボーダフォンに変更、これにより見事にデジタルホンを手に入れたのだった。

日本テレコムはその後2004年にソフトバンクが買収していたので、今回の買収でかつての日本テレコム、デジタルホンは両社そろってソフトバンク傘下になった。

ちなみに会社の法人登記では、今のボーダフォン株式会社がかつての日本テレコムそのものらしい。

これでソフトバンクグループになったことで、Yahoo!BBとか、日本テレコムとセットの割引とか出てくるのかも知れない。KDDIとかも対抗してくるだろうし、法で規制されているNTTグループと違いその辺は自由に出来るんだから、どんどん頑張って欲しい。それでドコモの料金が下がれば、ドコモユーザの自分にもメリットになるって事だ。

ブランド名も変わるらしいけど、誰がイメージキャラになるんだろう。ソフトバンクといえば、かつて広末涼子でYahoo!BBを大躍進させたが、携帯電話は誰を持ってくるのだろう。綾瀬はるか辺りを予想してるんだけどなぁ。

そういえば昔、関西デジタルホンは南野陽子を起用していた。同時期親会社のJR西日本も南野陽子を起用していて、確かグリコも南野陽子で、JR西日本、関西デジタルホン、グリコと当時JR大阪駅構内はどこを見ても南野陽子だらけだったことを思い出した。

2006年3月16日 (木)

ついに官房長官までもが、Winnyをやめるようにだって

日が変わってしまったからもう昨日の話だが、ついに内閣官房長官までもが定例記者会見でWinnyについて国民に呼びかけた。

内閣官房情報セキュリティセンターも国民に注意を呼びかけていて、Winnyの発見の仕方等まで解説しているが、やはりと言うか思ったとおり、「Winny.exe」と「Winny.ini」を検索するだけだった。これなら100%の発見は不可能だ。

更に昨日書いた、アンラボのAntinny駆除ツールに続いて、Telecom-ISAC JapanがANTINNYウイルス対策サイトの開設、電机本舗がフリーで「Winny用セキュリティキット」の無償配付、マイクロソフトが「ファイル共有ソフトによる情報の流出について」という特設サイトの開設と「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」のバージョンアップ、更にネットエージェントが簡易調査ソフト「Antinny発覚」の無償提供を始めた。

本気で発見したいと思ったら、これらのツールを使うのがより確実だろう。特にネットエージェントのツールは「パソコンが過去にWinnyのウイルスに感染した形跡があるかどうか」や、「パソコンがウイルスらしきファイルをアップロードしていないかどうか」までを調査してくれる。これらのツールは、それぞれ特徴があって使い方等も異なるが、例えば社内のPCで使う場合など、いろいろ試してみて自分のところの環境ではどれが適しているか見極めてから使ってみるといいだろう。

でも、肝心なことを忘れてはいけない。情報を流出させているのはWinnyではなく、Antinnyなのだ。情報流出という点だけを捉えて物を見るならWinny自体に悪いところは無い。

情報を流出させているのは、取扱に注意しなければならない情報を持ち出した人間であり、Antinnyはそれを発覚させているに過ぎない。

ちなみにAntinnyに感染しているWinnyユーザーは一説によると4万人らしいが、今時Antinnyごときに感染しているような人は、おそらく他のウイルスにもたくさん感染しているだろうから、例えWinny使用をやめさせても例えばklezやその他の勝手にHDD内のファイルを添付してメールを送信しまくるようなウイルスに感染して、ファイルをばらまいているに違いない。

Winnyを使うのをやめたから情報流出が停まるのでは決してないのだ。試験を受けて免許を持っている人しか運転していないはずの自動車で交通違反や事故が無くならないのと同じように。

もっと根本的なところをなおさない限り、決して流出は無くならないだろう。

2006年3月14日 (火)

Antinny駆除ツール無償公開

「V3 ウイルスブロック」を販売しているアンラボから、Antinnyの無償駆除ツールが公開された。

Antinnyにはいろいろな亜種が存在しているが、このソフトは約30種類のWinny関連ウイルスを検出して駆除できる。

「Winny」そのものも検出だけは可能。Winnyそのものには悪性コードが含まれていないので駆除は行わない。

また、自分のPCが感染しているかどうかを検知し、治療するための物なので、圧縮ファイル内のAntinnyの検索は不可能。こちらは製品版の「V3 ウイルスブロック」等を使って欲しいと言うことだ。

各官庁、企業等でもWinnyがPCの中に入っていないか検索しているところが多そうだが、Windowsの検索機能では、Winny実行ファイルそのものをリネームしてしまえば引っかからない。またWinny起動後に作成されるWinny.iniも実行ファイルをリネームしていれば、リネーム後の実行ファイル名を反映したiniファイルとなるので、Winny.exeやWinny.iniを検索すると言った簡単な検索方法では検出できないが、本ツールを使うとリネームして隠してある実行ファイルも漏れなく検出してくれて、万が一Antinnyに感染していればこちらは駆除してくれる。

社員のPCを調べろなんて言われてる人は使ってみてはいかがだろうか。

トレンドマイクロが4月に発売する「ウィルスバスター コーポレートエディション」の新版から、Winny自体の検出・削除機能が搭載されるとの事だ。パターン検出なのでパッチ当てバージョン等の亜種もokだそうだが、企業向けだけでいいのだろうか。

だいたい仕事のデータを家に持って帰って、Winnyが入ってAntinnyに感染しているPCのHDD内マイドキュメントフォルダーにデータをコピーしていたから流出ってパターンなのだから、企業向けソフトにだけ対策しても意味がないような・・・

って言うか、先のアンラボが言うように「悪性コード」が入っているわけではない、いわゆるコンピュータウイルスの定義に当てはまらないソフトを駆除してしまうのはどうかと思うのだが。

2006年3月13日 (月)

HDDの修理先でAntinnyに感染、個人情報流出

NetSecurityのSCAN Dairy Expressによると修理に出したHDDの情報が修理先から流出していたらしい

HDD修理の依頼先がWinnyウイルスに感染、記録されていた児童などの個人情報が流出

>  群馬県沼田市教育委員会は3月8日、同市立小学校の児童や教職員の個人情報がネットワーク上に流出していたことが判明したと発表した。流出した情報は470件で、このうち30件に、のべ738名分の個人情報が含まれていた。市教委によると、校内で使用しているPCのHDDの修理を業者に依頼していたが、この業者がHDDを自宅に持ち帰り、個人用PCに接続していた間にPCがWinnyウイルスに感染したという。

で、毎日新聞の記事によると

沼田市立小の個人情報流出:OA販売社長が謝罪、社員の私有PCから流出 /群馬

>  沼田市立小学校1校の児童、教職員らの個人情報などがファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介してインターネット上に流出した問題で、同市のOA機器販売会社「ナカムラ」の中村充明社長が10日、市内で記者会見。小学校のパソコンのハードディスクを修理しようとした社員の私有パソコンから流出したとして謝罪した。
>
> 中村社長は「(社員が)自宅のパソコンに(ハードディスクを)長期にわたり接続したため、(暴露ウイルスの侵入で)個人情報も出ていった」と説明。また「2月23日に市教委から通知があった。一日も早く公表をしなければと思ったが、何が漏えいしたか分からず、精査に時間がかかった」 と話した。7日に経済産業省に対し、漏えいに関して報告したという。
>
>  再発防止策として、対応範囲を限定し、範囲外はメーカーに対応してもらう一方、持ち帰る際の取引先との約定を設けたという。社員は懲戒処分(減給)にするという。 一方、沼田市教委は9日付で、市立の幼稚園長、小、中学校長に情報管理を徹底するよう通知した。
>
>  「重要データは大容量記憶装置に暗号化して保存したり、パスワードを設定するなど取扱者以外はアクセスをできないような工夫をする。個人情報などの保護の重要性を再確認する」などで、教職員の意識を啓発している。【松本時夫】

  これは、Antinny以前の問題だろ。何で修理で預かっているHDDを自宅に持って帰って自分のHDDに接続する必要があるんだよ。

  今までの例えば警察情報とか防衛情報はまだ自宅で仕事をするためという理由があったけど、これこそ理由の説明が出来ないでしょ。

  修理に出している側と修理担当側ではそれこそHDD内部の情報に関しての取り決めとかあったはずだろうし、修理側も保秘義務とかあるんじゃないの?

  官物の修理とかじゃなくて、個人的な修理だとしても客は修理側を信用して修理に出してるんだろうし、修理する側はどんな物だってそれが顧客の物なら保秘義務があるはずだろ。

    こんな状態だと怖くて修理にも出せないじゃん。もっとも自分の場合はもうずっと以前からPC修理の際、HDDは抜いて修理に出してるけどね。
HDD壊れたら新しいのに入れ換えればいいだけだし、業務に使ってるようなHDDなら当然バックアップしてるでしょ。そいで新しいのに入れ換えて、古いのは物理的にぶっ壊して捨てればいいだけなのに。

2006年3月12日 (日)

Winnyによる情報漏えいを防止するために

%タイトル%で、独立行政法人 情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)が情報を掲載している

ものすごくわかりやすくまとめてあると思う。

ただやたら「Winnyを使うな」だけでは無く、こういうのをしっかりと読んでから指示して欲しいもんだ。

そもそも、Winnyがどういうものか全くわかってない人間が「Winnyは駄目」とか「ファイル共有はだめ」とか偉そうに言うのは何だかなぁ。確かに駄目だろうけど、ただ駄目と言うだけでなく、Winnyの何がどうしていけないのかを理解してから駄目って言って欲しいもんだねぇ。

どこまでがだめなのか

一連の流出事件関係の報道で、大事な情報を個人のPCに入れない、私物PCを公用に使わない。等の対策方法が出ている。

これで一つ疑問になるのだが、どこまでが大事な情報なのか?規制するのはPCだけでいいのか?PCじゃなきゃいいのかって事だ。

最近、個人情報保護法が拡大解釈されていて、小学校のクラス名簿なんかも配ってもらえないらしい。会社でもそういうところがあるのだろう、たぶん。

パソコンに入っている個人情報が外に出ると当然その持ち主の責任になる。自宅に泥棒が入って社員名簿を盗まれてもその盗まれた人間がそんなものを持って帰ってるから悪い。とか言われそうだ。

では、仕事関係の人間からもらった年賀状は?転勤の挨拶状は?これも立派な会社の人間に関する個人情報だ。

携帯電話、今時の社会人ならほとんどの人が所有している。最近の物はやたらと高機能で、一昔前の電子手帳やパソコン並、いやそれ以上の機能を持っている。更にスマートフォンみたいなPCに電話機能が付いたようなものさえある。こんな携帯電話なら持ってきてはいけないのだろうか?

そこまで言わずとも、普通の使い方しかしてない電話機でも当然ながら会社の人間の氏名と電話番号、メールアドレスなんかが登録されている。備考として会社での所属部署とか住所とかのデータも入ってそうだし、業務に関するメールだってやりとりしてるだろう。じゃあこの携帯電話は持ってきてはいけないし、持ち出してもいけない。会社の人間の電話番号は登録してはいけないのか。

こうなりゃ、メールは勿論、電話帳登録も出来ない。液晶表示もない、ツーカーホンのツーカーSしか業務には使えないことになってしまう。いっそのことこの電話機も公費で全職員数配付して欲しいものだ。

そうなるとなるで、アドレス帳とかを紛失したとかで騒がれるんだろうなぁ。

2006年3月11日 (土)

Antinnyの功罪

何か急にAntinnyによる情報流出が増えてるけど、別に急に感染数が増えたわけじゃないよね。

たぶん、感染数は以前と大して変わってないと思ってるんだけど、最近結構重要な情報が入っているPCが相次いで感染しているから、マスコミも力を入れて報道しているから急増しているように感じるだけじゃないのだろうか。実際WinMXの時代からいろんな名簿とか流れてたし、もっと前なら某プロバイダの客は普通にインターネットにつないでるだけで、ネットワークコンピュータのアイコンをクリックすれば他の客のPCが見えてて、ハードディスクの中も丸見え状態だったじゃないか。

たぶんマスコミなんかも、「他に何処か無いか?」と、キンタマや検疫欄眼とかに感染したファイルを片っ端からダウンロードして、中に含まれているファイルを調べまくってるんだろうなぁ。

ミイラ取りがミイラにならないようにね>各マスコミさん

とまぁいろいろ言われているWinnyだが、Winnyだけが悪いのではないと言うのは以前から書いてるとおりの考えなのだけど、Antinnyに感染して情報流出を起こすには、まずは大事な情報を持ち出す等して自分のPCのHDD内に保存しなければならない。
次にWinnyをダウンロードして、いろいろとデータをダウンロードしないと駄目。
次にというかこれが先でもいいんだけど、普通はアンチウイルスソフトを入れてるだろうけど、それが無効になっているか入っていない状態でなければいけない。
そうしてAntinnyが含まれているデータをダウンロードしてきて、それを実行、感染しないといけない。
これだけのステップを踏まないとWinnyネットワーク内に情報は出ない。仮にWinnyを使っていたとしてもごく普通にPCを使用していれば、よっぽど誕生したてのウイルスじゃない限り感染は防げる。
それなのに感染するって事はよっぽどじゃないと・・・

で、何が悪いかというと、一番最初に改めなければ行けないのは、そういう大事な情報が簡単に持ち出せるという現実でしょ。それを改めずにWinnyだけを規制しても・・・Winnyによる情報流出なんて氷山の一角なんだから・・・

というわけで確かに悪さをしているAntinnyだけども、ひとついいことをしてると言えるかもしれない。
それは何かと言うと日本国民に情報管理の大事さを知らしめたって事だ。
情報が流出してしまった当事者の方にとっては、そんな事を言ってられないかもしれないけど、国益や個人の生命財産に関わるような大事な情報がいかにずさんに管理されてたかということを世に知らしめて、そのための対策を各方面で一斉に検討しだしたって事は素晴らしいことだと思わない?

たぶんこんな事件が起きなければこの先もずっと公用PCの人数分の購入なんて財政部門が認めないに決まってるもん。

そういう事がきちんとできて初めて世界一のIT国家って言えるのじゃないだろうか。

本日のハードオフ和歌山店

2月22日に電気用品安全法とジャンクという内容で、いろいろ書いたが、今日3週間ぶりに和歌山店を覗きに行ってきた。

ようやく電気用品安全法の関係のセールが始まっていたが、3月に入ってから始めたようで17日まで30%off、18日から月末までは50%offという事だった。

泉南店では2月11日から始まっているというのに・・・

ちなみに品揃えも相変わらずで、結局何も買わずじまいで帰ってきた。なお、先週泉南店に行ったときはジャンク箱の中にリブレットのキーボードユニットとかポートリプリケータが\100で入ってた。リブのどの型番の物かわからなかったけど、もしリブラーなら飛びついていただろう。

あ、そうそう、和歌山はジャンク箱の中に16MBのminiSDが大量に入っていた。おそらく50枚以上はあったと思う。見る限りでは新品っぽく、SDカードアダプタも付いているので、考え方によってはお得かもしれない。ちなみに価格は1枚315円。

途中、ジョーシンピットワンの前を通ったら、店舗の壁の色が黄色で、店のロゴは赤地に白色のものに変わってた。ジョーシンといえば青地に白ってイメージだったのに。赤地に白と言えばニノミヤってイメージが関西では強いのだが、そういやケーズデンキも赤地に白だ。それに店舗の壁の黄色も濃くなっていて、まるでヤマダデンキみたいだった。

Winny特需発生か?

相次ぐ官公庁他公共機関の情報流出に伴いパソコンの公費購入が相次いで起こりそうで、

讀賣新聞の報道によると
情報流出防止、防衛庁が官費でパソコン7万台支給へ
2005年度予算の通信機器購入費などを工面して約40億円を支出し、3月中に契約する予定。

奈良新聞の報道によると
私物パソコンの持ち込み禁止も-情報管理の対応急ぐ
県警や県内の市町村では、私物パソコンの持ち込みやインターネットへの接続を禁止したり、全職員へのパソコン配備を予算化するなど対応を急いでいる。

毎日新聞の報道によると
捜査資料流出:県警、私有パソコンの業務使用廃止へ--07年度までに /神奈川
07年度までに新たに約2000台導入の意向で、合わせて配置状況などを見直し、私有パソコンの使用を取りやめるという

県警:全職員に公用PC配備 ウィニー対策、情報流出を遮断 /島根
県警情報管理課によると、04年度末の公用パソコンの配備率は約45%だった。その後、05年6月に愛知県警の情報流出問題などがあり、島根県警は同年9月ごろに一人1台の公用パソコンの配備を計画、今月全員配備を完了させた。

との事で、既に配備を終えた島根は別として、これから続々と官庁関係の公用PC導入が相次ぐことになりそうで、Winnyによる特需が発生しているともいえる。今までは散々予算要求しても財務省や会計部門から却下されていただろうけど、さすがにこれだけ大きく問題になると金の出所としても大きく反対も出来なさそうだから、調達計画を立てている部署にとっては嬉しい誤算か。

だいたい役所関係でのパソコン導入は特定のメーカーが強そうだから、これからしばらく関係ある部署は忙しくなるかもね。特に防衛庁なんかあと一月足らずの間に7万台調達だから、この規模はすごいよ。となると、これに伴って株価が動いて・・・とかそっち方面でもうける人とかも出てくるんだろうな。

またWinny対策としてのネットワークセキュリティ関係の品物やサービスを販売している会社もWinnyというよりAntinny様々ってところだろうか。

2006年3月10日 (金)

Lenovoから新たなノートPCが登場、ThinkPadの血は絶えるのか? ん?レノボジャパンのサイトが変だぞ!

本題に入る前に

一昨日から更新がなかなかできない状態で、昨日はついに障害だと。どうなってるんだ!
一昨日からに限らず、だいたい23時過ぎると、いつもやたら重たかったけど、テレホーダイじゃないんだから、何とかして欲しいぞ。

さて、本題

LenovoがThinkPadとは別に独自ブランドのノートPCを新たに発売することになった。
Lenovo 3000 ファミリー

従来のIBM ThinkPadブランドとは異なりLenovoブランドでの国内販売だ。
Lenovo曰く、製造工場はThinkPadと同じ、開発に関しても大和研究所のスタッフが関わり、ThinkPadのノウハウがつぎ込まれている。製品テストもThinkPadと同様に行われサポートも日本IBMのサポートが受けられる。
と言うことらしい。

しかし、写真で見る限りはThinkPadらしさは余り感じられないっぽい。
TrackPointも付いてないし、黒くないし・・・どう見ても別のメーカー製PCだ。

ThinkPadと世継ぎ問題で書いたようにThinkPadを天皇家の系図ともう一度ダブらせてみると、

父方のIBMと母方のリコーが作ったライオスシステムはThinkPad220、230Cs、ウルトラマンPCを開発する。それとは別にIBM独自開発としての530CS、535、560という系列が存在する。これがIBM直系とする。と、なるとライオスは宮家という位置づけになる。

ライオスはその後チャンドラを開発、本家IBMで採用されなかったためにNOSやフロンティア神代、日立等と婚姻関係を結び、IBMとは別に市販される。

チャンドラはその後も独自に発展を続けチャンドラ2に発展、更にエプソンダイレクト等と販売網を広げて発展する。

一報、直系IBMは535Xの後継機種が途絶えてしまい、跡継ぎ問題に発展。

そこで直系に近い男系の血を引く宮家ライオスシステムが開発したチャンドラ2を養子に迎えThinkPad235として跡を継がせることにより後継問題を解決。

それから7年後IBMは中国レノボ社と婚姻関係を結ぶ。そうしてThinkPadX32、X41、X60等IBMの血を引く男系男子の後継者を誕生させてきた。

しかし今回発表されたノートPCはThinkPadとは似ても似つかぬマシンでもちろん名前もThinkPadではない。確かに大和研究所が関与しているという事では、言うなれば男系女子の子供とでも言うべきか。

ThinkPadのブランドはまだ数年レノボが使用できるが、その後このLenovo 3000ファミリーの後継機種しか出なくなってしまえばそれは女系の子供となってしまい、そこにIBMの遺伝子は無くなってしまうのだ。

ところで、今この記事を投稿するためにレノボジャパンのWEBサイトのリンクをはろうと思ったのだが、何か変なことになってるぞ!

2006年3月 9日 (木)

冷蔵庫(HDD)の中のWinnyは放置しっぱなし(アンチウイルスのパターンアップ等を怠ると)にすると、脆弱性が発生しウイルスに感染し、そのまま利用し続けると、胃腸(HDD)の中身の情報を口や肛門から流出させます。

タイトルは、まぁPCソフトウェアのWinnyも食料品のWinnyも正しく利用しましょうって事なんだけどね。

警察がWinnyの使用を公私ともに禁止した話は一昨日書いた
で、国家公安委員長が「私物PCが4割を占めていて、財政上の理由もあり、これからも私物パソコンをこれからも使用せざるを得ない」と話したわけだ。
使用せざるを得ないってことは、漏れざるを得ないと聞こえる。
そこで、公用PC私物PCを含めてWinnyのインストールの有無を調査することを徹底するんだそうだ。

ところで、報道によると情報流出が起こった県警は、自らもその情報を入手して、それが間違いないかどうかを確認しているって事なんだけど、これってどうやってやってるんだ?Winnyを起動して入手してるんなら、警察自ら著作権法違反を犯している可能性があるし、一般の協力者に頼んで入手してもらってるとしても、それって幇助にならないの?

それとも著作権法違反を犯すことなく、欲しい情報だけが入手できるような手段があるのだろうか?

防衛庁も「公務で使用する私物PCについて、ファイル交換ソフトの削除を確認するとともに、私物PCに保存されている業務用データについて秘密の情報および必要のないデータの削除を実施する。」だそうだが、何かおかしい。

そもそも私物PCで仕事をさせるなよ。
ていうか私物PCで仕事をする事と、私物PCに何をインストールするかは個人の所有物の範囲なのでどうこう言えないのでは?そりゃ倫理的な問題はあるけど・・・
この2点を同じ次元で話すのっておかしくない?同時にできることじゃん。って言うか私物PCに仕事のデータが入ってなければ、いくら感染したからって業務の情報が流出するわけでもないし・・・

職場のデータを持ち帰れない、他のPCに入れられない、取り出せないようにしてあれば、私物PCなんて検査する必要ないじゃん。私物PCを調べるって事は、持ち出されていることを認めてるって事だよね?そもそも根本で間違ってない?

これって、Antinnyがどうこうって言うレベルの話じゃないでしょ。4割も私物PCを使わないといけないような状態を改めればいいんじゃないの。

私物PCを使っちゃだめだけど、PCを使わないといけない。それなら公用PCを増やせと。
それができないのなら、PCを使わないといけないような仕事を減らせ。
更に、公用PCから何らかの手段でデータを他に移せるような状態はやめる。だいたいデータを持ち出している時点でそもそも流出でしょ。それがネット上に出てるか出てないかだけで、外に出ていることに代わりはない。

それでもって、「自宅へ持って帰って仕事をしなくてもいいような、時間的、精神的余裕、残らずに残業すればきちんと手当をを与える。」そうすりゃ家で仕事する人もいなくなるでしょ。

仕事の量はどんどん増えるわ、人はどんどん減らされるわ。これじゃ一人辺りの負担は増えるばかり。それで業務を効率よく行うためにOA機器を導入するんだけど、財政上の問題で買ってもらえない。

人を減らすなら業務効率を上げるためのOA機器をどんどん導入する。それができないのなら人海戦術、マンパワーに頼らなければいけないのだから定員削減などせずにむしろ増員する。それさえできれば解決しそうだけどなぁ。

って事は、今問題になっている官公庁の情報流出の原因の根幹には財務省があるって事か!

ところで、Antinnyの亜種っていろいろあるじゃん。昔はWinnyユーザであることをACCSに自己申告するなんていうある意味善意のウイルスだってあったし、そこで同じような方法で感染してPCのマイドキュメントフォルダ、デスクトップ上のデータ、Winnyのcacheやdown、upフォルダの中身を削除しちゃうようなワームが有れば、今現在流通しているデータも削除されるだろうし、今後流出されるおそれのあるデータも無くなるんじゃないの。

毒をもって毒を制すなんて諺もあることだし。情報が流出しちゃって困ってる企業さんとかこのアイデアどうですか?

2006年3月 7日 (火)

まだまだ続く情報流出

Winnyを介して感染するウイルスが原因と思われる情報流出が後を絶たない。

詳細はこちらのサイト(Winny個人情報流出まとめ)で確認できるが、もう何でもこい状態だ。

過去に三菱重工とかで流出があった際には、仕事で使うPCにはインストールしないとか使う際には注意するとかいろいろ対策というか注意事項ってやつが通達で出たとかいろいろ言われていたが、このNHKニュースを見て、つまり対策として使うこと自体を禁止しているわけでは無いのだな。
と解釈していたのだが、遂にというかようやく警察庁が各省庁で真っ先に使用そのものを厳禁としたらしい。

まぁ当然といえば当然。全員がPCに対しての知識があるとは言い切れない状態では禁止するのが一番手っ取り早い。ましてやWinnyの場合、起動するだけで著作権法違反を起こす確率が極めて高い上に、他省庁とは違う犯罪情報という形での個人情報を所有するのであるから当然の措置であろう。

しかし、こうは言っても自分の意見そのものは先日書いたように、「何でもかんでもWinnyのせいにするのはおかしい」である。記事では「それよりも使われた(使うことが出来てしまった)背景が問題なのではないだろうか」と書いたが、今回の警察組織での情報流出も、国家公安委員長が話しているように、業務で使用しているPCの4割が私物というところにも原因があるのではと思うのである。

予算の関係とかいろいろあるのであろう。今も国会では来年度予算の話が行われているが、やはりこういう分野の予算はけちってはいけないのではと切に思う。国防、治安維持その他国家の損益、国民の生活と安全の保護等に関する部門の予算はどんと付けて欲しいものだ。

さて、自分の所属する組織、企業等の保有する情報が流出していないか調べたい。何て声が聞こえてくるところもチラホラあるだろう。流出しているという声が聞かれたら、実際にそのデータを入手して、本当に自分の所のデータなのか確認もしたいだろう。

しかし、どうやって確認すればいいのだろう?ダウンロードして入手するにはWinnyを起動しなければならない。そうなると著作権法違反を犯す恐れや、新たな情報流出を起こす可能性もある。

いざ自分がそういう事を言われたらどうすればいいのだろう?
まぁ0パッチの当たったWinnyを使えばいいのだが、それは無しとして、著作権法違反を犯さずに流出しているかも知れないデータだけを探してダウンロードする。やり方がわかったとしても、それを公表してしまうと、それはそれでまずいのでここには書くことはできそうにない。

頭の中ではいくつかアイディアはあるのだが、実際に試すことも出来やしない・・・

2006年3月 5日 (日)

NIFTYの中村メール

実はniftyのアカウントを2個持っている。
一つは、正確には覚えていないが今から12年ほど前にNIFTY-SERVEに入会した当時からずっと使っているもの。
もう一つは、3年前に妻がファミリーアカウントで入会したときに、追加料金がいらないとわかったのでついでに取得したアカウントで、こちらはIDも公開していないし、メールアカウントもほとんど教えておらず、完全に予備アカウントとしているもの。

その予備アカウント宛に先日メールが届いた。
差出人は
ニフティ株式会社  <WEL03002@nifty.ne.jp>

タイトルは
「【入会3周年】ご利用ありがとうございます」

                                                             2月17日
○○ ○○様

_______________      Thank you for your patronage!       _______________
\      ┌──┴────────────────────┴──┐      /
  \    │        @niftyを3年間ご利用いただきまして         │    /
  /    │              誠にありがとうございます。            │    \
/      │      これからもどうぞよろしくお願いいたします。    │      \
 ̄ ̄ ̄ ̄└──────────────────────────┘ ̄ ̄ ̄ ̄
                                              From  @nifty スタッフ一同

2月17日は、○○ ○○様が@niftyにご入会されてから、ちょうど
3周年となります。
@niftyは、みなさまのご支援のおかげで、 多くの方にお使いいただけるプロ
バイダーに成長することができました。心よりお礼を申し上げます。

このメールでは、これからの1年、@nifty をよりお楽しみいただくための情
報をお届けします。

以下省略

これを見て、昔々NIFTY SERVEに入会すると誰もがもらっていたであろう「中村メール」を思い出した。

 この「中村メール」は当時NIFTY-SERVEに出向していた富士通の中村 明氏(NIFTYは元々日商岩井と富士通が共同で起こしたパソコン通信サービスだった)が、NIFTYに入会した直後、入会一ヶ月、一周年と節目節目にユーザーに一通一通、直接送っていたメールである。しかもこれをすべてのユーザーに対して送っていたのだ。
それも仕事としてではなく、私信として。今までに400万通とかの送信をしていたらしい。もちろんある程度の定型文を作ってあって送るのだろうが、それでも大変な作業であろうことは容易に想像できる。普通なら仕事じゃなきゃやってられない。
というか仕事としてやるのも自分だったら嫌である。しかも仕事抜きで送るというのだから、好きじゃなきゃできない。

 もちろん自分がNIFTYに入会して一番最初にもらったメールも中村メールである。

今回もらったメールも一見同じようなメールだが、内容はサービスの宣伝ばかり。
読んでも全然嬉しくない。もう少し気の利いたメールを送れよ。中村メールは違った。読んでいても暖かみがあった。

以前に中村氏へのインタビュー記事を読んだことがあるが、確か「みんながそうやってパソコン通信の楽しさとか、人と人との触れあいを知ってもらえればいい」みたいなニュアンスのことを話されていたと思う。

電子メールは気持ちが伝わらないとか、所詮デジタルの世界で暖かみがないなどと言う人もいるが、そんなことはない。メールを送る人が気持ちを込めたメールを送れば必ずその気持ちは伝わるし、暖かみがある、もらって気持ちがいいメールを送れるのだということを中村メールをもらった人は知っているはずだ。

今、中村メールの様なメールを送っているような人は他ISPも含めてはたしているのだろうか?

NIFTY SERVEを経てインターネットの世界に入ってきた人は、もう一度あの中村メールをもらって嬉しくなった頃の気持ちに戻ってメールの送信や掲示板、ブログの書き込みをして欲しいなぁと思う。

確かに自分の目の前にあるのはキーボードとモニターだが、通信回線を通じて向こうでそれを見ている人がいるのだ。

PS. 昔のNIFTYのログなんかをあさってみたけど、中村メールが見つからなかった。たぶん実家にはあるはずなんだが・・・。誰か持ってる人いたら見せてください。

NIFTYの会員種別

実は@niftyの会員には大きく分けて2種類がある。

古くからのNIFTY SERVEからの会員と、infowebからの会員である。この両者には微妙なサービスの違いがあった。

@niftyになってからの新規会員は基本的にinfowebの会員種別とほぼ同じサービスが受けられ、NIFTY SERVEからの会員との一番の大きな違いはパソコン通信NIFTY SERVEのサービスが受けられるか否かであった。

既にNIFTY SERVEの大きな特徴であったフォーラムは廃止となり、現在はWEBフォーラムのサービスが新たに始まっているが、どうもなじめない。

NIFTY SERVEのサービスは無手順での接続であったので、それこそワープロ等でも簡単にアクセスできた。しかしWEBフォーラムはインターネット上のサービスであるので、TCP/IPをサポートし、ブラウザを使わないとアクセスできないのだ。

ちなみに無手順接続のサービスの方は今でもメールの送受信には利用できるので、未だに秀Termを使ってこちらにログインしてからメールの送受信を行っている。これは何故かというと、全てのメールをテキストデータで受信するために、htmlメールや添付ファイルを不用意に実行してしまったり、脆弱性をつかれウィルス感染する等の心配が全くないためである。これがあるがために、数年前にファミリーアカウントを追加したときに、わざわざNIFTY SERVE会員に会員種別を変更したくらいだ。これならDOSでもメールの送受信が可能なのだ。

しかしこれも3月31日を持って完全に終了するそうで、かなり前から会員種別をとっとと変更しやがれというメールが届いている。都内ではフォーラムの有志によって「さよならパソコン通信」というイベントも行われるらしいが、地方居住者ではとうてい参加できるわけもない。

会員種別は変更せずとも今月末をもって自動移行するそうなので、こうなりゃ最後の最後まで使ってやるのである。

それが自分を育ててくれたNIFTY SERVEに対するお礼だと思うから。

量販店でアナログ放送、デジタル放送の画質比較を行っていたのだが・・・

とある、大手家電量販店のテレビ売り場に行った。

HDDビデオレコーダーを見に行ったのだが、その横で地上デジタル放送の説明を行っているPOPが掲示されていた。内容はハイビジョン放送がどんどん普及しています。アナログ放送は2011年7月24日で終了します。といった内容だったと思う。

そしてそのPOPの上に、同じテレビが2台並べて展示されていて、アナログ放送とデジタル放送との画質の比較を行っていた。これを見るとアナログ放送とデジタル放送の画質の差は一目瞭然なのだが、何かコマーシャルとか放送内容が地上波放送っぽくない。デジタル放送につきものの遅延も発生してないし。それでよーく画面を見てみると右上にチャンネルのロゴ表示が出ていた。

で、この表示をよく見てみるとロゴが「BSジャパン」

ちょっと待て、「BSジャパン」はBSデジタル放送を行っている民放局だろ。アナログ放送ってどういう事だ?

「BSジャパン」を受信してからわざわざ画質劣化させて表示させてるのか?それとも外付けチューナーをわざわざ接続して、アナログ信号で外部入力しているのか?それにしては画質が、自宅で地上アナログ放送を受信しているときよりもはるかに悪かったので、更にRF信号に変換してアッテネーターでも入れてるのか?
そうまでしてBSデジタルを受信しなければ行けない理由は何なのだろう?それならNHKのBSアナログとデジタルを並べれば簡単に比較できるし、この店舗の所在地ならNHK以外の地上デジタル放送だって受信できるのだ。

同一の内容を放送しているアナログ放送とデジタル放送があるのにあえてそれを行わずに面倒なことをやる理由は何なのだろう?

2006年3月 4日 (土)

印刷できないPDFを印刷するには

PDFファイル、今更言うまでもなくAdobe社が作ったファイルフォーマットで画像や文字、表などが一つのアーカイブとなったファイルで、デジタルコミュニケーションにおける「共通言語」として、紙に変わる電子の紙として利用されている。

拡大が簡単であり、印刷も標準でできる。しかもどんな環境でも同じ印刷結果が得られるとして幅広く利用され、今では携帯電話機でもPDFファイルを表示できるものがある。

また印刷結果そのものをイメージとして保存できるうえに、ファイル自体にセキュリティ機能を持たせ、開くためにパスワードが必要なファイルや、印刷できないファイルを作成することもできる。

そんなPDFファイルだが、いくら電子の紙と言われてもやはり実際に紙媒体に印刷して内容を見たいこともあるわけで、なんだかんだ言っても実際に手で紙をめくり、見た方が楽なのだ。

そういう事で、いざPDFファイルを印刷しようとすると、プリントボタンがグレーアウトして押せないことがある。
これは、PDFを作成するときに印刷禁止属性を付けて作成しているため、印刷できないのである。

これを何とか印刷できないかいろいろ探していたら、いい物を見つけた。

BravaReader 無料のPDF表示、印刷ツールだがこいつを使うと、あら不思議。印刷できないPDFもこのツールだと印刷できてしまうようだ。

ひょっとしたらAdobe Acrobatとか、市販のPDF編集ツールを使えば簡単に印刷できるのかもしれないけど、このツールは無料でそれを可能にする。

一度印刷できないPDFを印刷(個人的に保管しておくとかの目的だったら、構わないのではないだろうかと思うけど)したいという人は試用してみてはいかがだろうか。

2006年3月 3日 (金)

ドコモ 今更movaに新機種N506iSII

NTTドコモが3月2日に新機種の発表を行った。3メガカメラ搭載で最小最軽量のFOMA STICK「SO902i」、エコ素材を使用した地球に優しいFOMA N701iECO、それか使いやすさ・見やすさにこだわったというmova N506iSIIだ。

ドコモの主力製品は既にFOMAに移行している。にもかかわらず何故第二世代のmovaに新機種を今更投入してくるかというと、その理由は昨年12月25日に日経新聞が報道していた。ドコモ、第2世代携帯を再投入・第3世代基地局に遅れ

この記事によるとFOMAはまだまだ地方では通話が途切れやすい場所が残っていて、顧客が他社に逃げるのを防ぐために、安定した通信が可能な第二世代への新製品投入を再開するのだそうだ。報道によるとNECとパナソニックモバイルコミュニケーションズが開発・生産を担当するとのことであるので、もう一機種程度movaのスタンダードな機種の正統後継機種が登場しそうである。

FOMA900iシリーズ以降、急激にFOMAへの移行が進み、基地局整備が顧客の移行に追いついてないからだと思うけど、それならFOMAとmovaを切り替えられたN2701の現代版を出してくれれば良かったのに・・・

ちなみに開発は既存の機種ベースに行われているため、販売価格も1万円程安くなるようである。

しかしこのN506iSII、JATEの認証済電気通信端末機器のページの過去発表文を見返してもどこにも載ってないんだよなぁ。

しかしこうなるとフジサンケイビジネスアイが1月14日に報道していた「 NTTドコモ データ通信に定額制 無線ネットが使い放題」 にも俄然期待してしまうのである。

こちらの方はずばり6月1日サービスインと睨んでいるがどうだろう。

2006年3月 2日 (木)

本物or偽物

メール問題についてもう少し

メールに書かれている事柄(送金した行為)自体が事実だったとしても、メールそのものが嘘だったら、その事実行為すら何ら説得力を持たなくなってしまうのである。

事実を証明するために嘘をついて、その証明が嘘かもしれないと疑いを持たれたら、事実そのものも嘘になってしまいかねない。

例えば何らかの犯罪を犯した人間が取り調べで自白を強要されて、自白をしても裁判の場では証拠能力を否定されて実際に犯している犯罪行為そのものが否定されて無罪となってしまうのと同じことなのに・・・

いくら議員がまだ「疑いが晴れたわけではないので、引き続き調査していく」って言ってもその疑いを明らかにするために嘘をでっち上げてしまえば、その嘘をついて証明した事実そのものが消えてしまうのに、そんな簡単なことがわからないのだろうか?

こんなことで事実の証明になるのなら、警察はいくらでも嘘の証拠を捏造して逮捕した人を被疑者にして、それこそ世の中めちゃくちゃになるって。

本当にWinnyだけが悪いのか?

最近でもないか、ずっと以前からだ。Winnyによる情報流出事件が後を絶たない。
警察、消防、原発等々、先日は遂に自衛隊からも情報流出が起こった。

で、報道されているのは必ずと言っていいほど「原因はWinnyによる流出」である。
企業等でも会社のPCはもちろん私物PCでもWinny使用禁止なる業務命令が出ていたりする。

でも、Winnyさえ禁止していればそれでいいのか。WinMXは、Shareはいいのか?中にはインターネット上で自分のハードディスクを共有かけちゃってる人だっているけどそれは問題ないのか?

だいたいこういう事を決めている人ってのはそもそも「Winnyって何なの?」てなレベルの人が多い。そこで「WinnyってのはP2Pて技術を使ってファイルを共有するソフトだよ。」とわかりやすく教えてあげる。すると「じゃあ何だP2Pってのは悪い技術なのか。そんなのを使うとはけしからん」とか言う短絡思考で意志決定がなされるのである。

今書いたように何も知らない人は「ファイル共有=悪いこと」と思いこんでいる。当然「そんなもの一度だって使ったことない」と大きく主張するだろう。でも果たしてそうなのか。そもそもファイル共有とは「ネットワーク上の共有ディスクにファイルを入れて、複数ユーザーがそのファイルに対して読み込み書き込みをできるようにしたもの」である。古くはDOSで使っていたLan ManagerやNetWork for Client for DOS、Workgroup Connection、IBM DOS LAN Service、それからWindowsのNetBEUIによるネットワーク共有サービスなんてのもファイル共有である。どうだ、使ってるでしょ>ファイル共有

じゃあP2Pって何?そもそもPeer to Peerの事であり、自分から相手の中身も見えるが、相手からも自分の中身が見えるような環境である。本来は主従関係ではなく互いに対等の立場になっているネットワーク環境の事である。古くはNetware Lite、LANtastic等である。もっとも最近は不特定多数の個人間で直接データのやりとりを行ったり、時間のかかる処理を多数のユーザで分散処理する様な事を指すことが多く、特に前者が一人歩きしている。

しかしインターネットにおけるファイル共有の歴史を振り返ってみると、元々インターネット創設時のコンセプトからしてファイル共有なのである。Anonymous FTPによるArchieでの検索、FTPサーバによるWAREZの偽装ファイル、メッセンジャーを用いたファイル交換、それからNapsterに始まり、WinMXやWinnyと進んでいくのだが、ファイル共有とはインターネットにおけるメールと並ぶ二大原点と言えると思うのである。

ではP2Pソフトウェアによってどういう利点がもたらされたのか。

まず、HDDの大容量化、低価格化、それから動画の圧縮技術の進歩、それからマルチメディア関係のハードウェアの低価格化、供給されるコンテンツの低価格化、質の向上、日本国内では更に著作権に対する意識の向上などもあげられる。
更にブロードバンド環境の普及などもそうであろう。実際に過去にはWinMXで音楽CDやプロモーションビデオを買う必要がないと言って宣伝していたプロバイダもあるくらいである。他にも帯域制限してないことを売りにしているISPなんかもあるが、そもそもブロードバンドの高速、大容量性をアピールしておきながら、その宣伝通りに使用する客に対して制限するなんてのもおかしいといえばおかしいのだが。
ちなみに今のインターネット全体のトラフィックの7割がP2Pファイル共有ソフトにものだそうだ。

P2Pのメリットといえば、サーバーが不要だとか、容量制限がないとか、負荷が分散できるとか、ネットワークトラブルに強いなどがあげられる。逆にデメリットは著作物の違法な配付が行われやすい、公開したデータに責任がない、通信相手、内容の特定がしにくい、P2P=悪の図式が成り立ってしまっている、技術開発の芽が摘まれるなどがあげられる。

P2Pを使ったビジネスモデルというものも生み出されていて、既にRedHat LinuxやFedoraCore等はBitTorrentによる配付が行われているし、NTTコムと松竹によるWinMXやWinnyネットワークによる配付を前提としたコンテンツ配信サービスもあるし、MicrosoftだってBitTorrentの代替技術を開発中で早ければ今年中には導入されるらしいという報道もあるので、ひょっとしたら次期OSには標準機能として付加されているかもしれない。更にはSkyPeを始めとする電話サービス等もかなり普及してきている。

負荷分散という点でのP2Pでは、地球外知的生命体探しとか白血病治療や炭疽菌治療の研究プロジェクトが有名であるし、つい先日NTTでも何だったか忘れたけどP2Pでやるって報道もあった。

この様にP2Pファイル共有というのは決して悪い点ばかりではないのだが、事件が起こると必ず「ファイル共有ソフトは悪い、使うな」という人がいる。これこそP2P、ファイル共有と言うだけで悪いことと思いこんでしまっているのである。確かにWinnyの場合は動かすというだけで著作権に違反する行為をしてしまう可能性が極めて高いが、でも臭い物に蓋をしろでいいのだろうか?

確かにWinnyを使っていたことは責められる話だが、それよりも使われた(使うことが出来てしまった)背景が問題なのではないだろうか。 そもそも漏洩してはいけないような情報を扱うPCにファイル共有ソフトを入れてしまう(入れることが出来てしまう)事、どうして会社の資産を扱うPCに自由にソフトがインストールできてしまうのか?自宅のPCで感染したとしても、会社のデータを持ち出せる状態だったのか。持ち出して自宅に持って帰ってまで仕事をさせなければならない状況を作りだした会社の業務の与え方はどうなのよ?まずはそちらから改善すべきでしょうって事が言いたいのである。
 出口だけ閉めたって、そこへ行き着く原因が解消されてなければ、また別の方法で情報は漏洩してしまうだろう。

P2P=違法、怪しいという先入観にとらわれてないか?
そもそもP2P自体には違法性はない。本来「あるファイルが著作物に該当するかどうか」という事と「そのファイルをネット上で流通させることは違法なのか適法なのか」という事は別次元の話である。
違法となるのは、「ソフトウェア技術の利用方法」であり、自分が作った著作物や自由配付が認められているファイルを送信することは合法で自由である。しかし他者の著作物は、配付できる状態にするだけで送信可能化権の侵害行為である。

何が言いたいかというと、P2Pであろうがなかろうが同じであって、ロケット開発技術というのは別の言い方をすればミサイル発射技術であるし、自動車の高性能化は速度超過を招く材料になり、交通事故を増加させる一因であるにも関わらず、交通事故が増えたからと言って自動車メーカーが批判されたことはたぶんないだろう。

では、何故P2Pだけが悪いイメージを持つのか。それは「ファイル共有ソフトにより個人間で違法なファイルのやりとりが多く行われていること」それのみが強調されて報道されているからなのではと思うのである。

包丁だって、料理に使用すれば、それは料理を創り出す便利な道具であるが、犯罪者が使用すれば立派な凶器となるのである。P2Pによるファイル共有は決して悪いことではない。むしろ今後ももっともっと利用されるであろう。これからは頭ごなしに「悪いから使っちゃ駄目」と言うのではなく、技術を正しく理解して、何をすれば駄目なのかという事をきちんと理解させるといった社内教育等も必要であろうと思う。

最後に声を大にして言いたい。おまいら「ウイニー」ってgoogleで調べてみろ

どうだ、これが本物の「Winny」だ。これを見れば、今まで「Winny何て見たことも使ったこともない」なんて言えないだろう。おそらく大半の人が一度はお世話になっているはずである。

2006年3月 1日 (水)

メールを証明するためには

例の偽装メール事件に関してである。結局偽物らしいという事で落ち着きそうだが、メールに限らずパソコンの中から取りだした電磁的記録の証拠化というのは難しい。何故か、それは電磁的記録であるが故に容易に改変が可能であるからである。

ここで、コンピュータフォレンジックという観点でPC内のデータについてどういう扱いをすれば証拠能力を証明できるか考えてみる。

東京法令出版から出されている「ハイテク犯罪捜査入門」という本がある。これは現役の検事さんが司法関係者のために執筆している書籍であるが、別に検事や警察官でなくとも普通の一般市民でも誰でも購入できる書籍である。
早速購入して読んでみたが、純粋に技術参考書としてもおもしろい本である。

で、この本にも当然のように電子ファイルの証拠能力についての話題が書かれている。
本の性格から、事件捜査における電磁的記録の押収方法や証拠化といった点についても書かれているが、公の場で電磁的記録について証明するとなると、ほぼ同じようなことをしないと証明できないのではと思う。

まぁ今回のメールに絞って言うと、まず受信者側のパソコンから受信メールを取り出すのであるが、ここで注意。
PC内のファイルのタイムスタンプはそのPCの時計が反映されている。従ってPC内のシステム時計と日本標準時との誤差がどれだけあるのかを、データを取り出す時点で確認しておかなければならない。そうしておいてメールであるならメールサーバの標準時との誤差も重要である。

次、電磁的記録であり、改変が簡単に可能であるということから、検証するまでの間に誰も手を触れられない様に封印などを第三者の立ち会いの下に行っておかないと行けない。だってそうじゃないと、データを取り出すまでの間に誰かが捏造したデータをPCの中にコピーしている可能性もあるからだ。

次に封印を解いたPCのHDDを取り出す等して、物理的に複写をする。そうしておいてその複写物を封印する。これは確かに現時点でのPC内のデータをそのまま完全に保存しましたという証明のための物であるので、当然そのことを証明してくれる第三者の立ち会い人も必要だと思われる。

更にもうひとつ複写物を作成する。実際にHDD内のデータを見るのはこのHDDを用いるのだ。そうしてこのHDDは別にシステムが起動可能なPCのデータドライブとして接続する。ここでこのHDDが読み取り専用でマウントされていたりすればなおよしだろう。これは何故かと言えば、直接そのHDDから立ち上げてしまうと立ち上げてしまうというだけで更新されるファイルがいくつか存在するためにそれを防ぐためである。ひょっとしたらスタートアップ等に重要なファイルを削除するようなコマンドが仕込んであるかも知れないし、それよりも何よりも、持ち主が明かに手を触れていない時間帯のタイムスタンプのファイルがそのHDD内に存在すると、例えデータ捏造などを行っていなくても、たった一つでもそういうファイルがあるがために、いらぬ疑いをもたれてしまうことを防ぐためだ。国会でも話題になっていたが、無いと言うことを証明するのは難しいのである。何もしていないと言うことを証明するのは難しい。それなら最初からそういう疑いが少しでも起こらないようにすればいいのである。

そこまでやって初めて、このファイルはこのPC内から出てきたと主張できるのである。もちろん必要であれば取り出すときにも立会人がいるだろうし、それでも疑われれば、疑う人間の目の前で最初に封印した複写物(全く同じ物が保存されている)から、同じデータを取り出して証明してやればいい。

しかし、それでも証明できることは、そのデータがそのPCから出てきたと言うだけで、次はそのPCを使っていたのが誰であったか等を証明しなければいけないのは言うまでもない。

で、今回はメールであるから送信側のPCに対しても同様の作業を行う。これでそれぞれのPCの時差等を勘案して送信側、受信側に同じ文面が存在していれば、ほぼ確定できると言えるのではないだろうか。必要となればSMTPサーバやPOPサーバのログも調べなければならないかもしれない。

もちろん、これにしたって誰が使用していたのかまではPCを特定できるだけでわかるはずもない。

今回の問題だって、ここまでやってあれば、「偽物じゃないの」って言われたときに封印してある方から同じ物を取り出して証明してやればよかったのである。

ただ印刷してあるだけでは、メモ帳で同じ物を打てば同じ物の再現はできるし、電磁的記録なら後からいくらでも作成することができる。例えメールヘッダがあったとしても、それが印刷物なら証拠にはならないのだ。

これが普通の形ある物(有体物)の証拠化と電磁的記録という無体物を証拠化する際の違いであり難しい点であると思う。

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