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2006年3月11日 (土)

Antinnyの功罪

何か急にAntinnyによる情報流出が増えてるけど、別に急に感染数が増えたわけじゃないよね。

たぶん、感染数は以前と大して変わってないと思ってるんだけど、最近結構重要な情報が入っているPCが相次いで感染しているから、マスコミも力を入れて報道しているから急増しているように感じるだけじゃないのだろうか。実際WinMXの時代からいろんな名簿とか流れてたし、もっと前なら某プロバイダの客は普通にインターネットにつないでるだけで、ネットワークコンピュータのアイコンをクリックすれば他の客のPCが見えてて、ハードディスクの中も丸見え状態だったじゃないか。

たぶんマスコミなんかも、「他に何処か無いか?」と、キンタマや検疫欄眼とかに感染したファイルを片っ端からダウンロードして、中に含まれているファイルを調べまくってるんだろうなぁ。

ミイラ取りがミイラにならないようにね>各マスコミさん

とまぁいろいろ言われているWinnyだが、Winnyだけが悪いのではないと言うのは以前から書いてるとおりの考えなのだけど、Antinnyに感染して情報流出を起こすには、まずは大事な情報を持ち出す等して自分のPCのHDD内に保存しなければならない。
次にWinnyをダウンロードして、いろいろとデータをダウンロードしないと駄目。
次にというかこれが先でもいいんだけど、普通はアンチウイルスソフトを入れてるだろうけど、それが無効になっているか入っていない状態でなければいけない。
そうしてAntinnyが含まれているデータをダウンロードしてきて、それを実行、感染しないといけない。
これだけのステップを踏まないとWinnyネットワーク内に情報は出ない。仮にWinnyを使っていたとしてもごく普通にPCを使用していれば、よっぽど誕生したてのウイルスじゃない限り感染は防げる。
それなのに感染するって事はよっぽどじゃないと・・・

で、何が悪いかというと、一番最初に改めなければ行けないのは、そういう大事な情報が簡単に持ち出せるという現実でしょ。それを改めずにWinnyだけを規制しても・・・Winnyによる情報流出なんて氷山の一角なんだから・・・

というわけで確かに悪さをしているAntinnyだけども、ひとついいことをしてると言えるかもしれない。
それは何かと言うと日本国民に情報管理の大事さを知らしめたって事だ。
情報が流出してしまった当事者の方にとっては、そんな事を言ってられないかもしれないけど、国益や個人の生命財産に関わるような大事な情報がいかにずさんに管理されてたかということを世に知らしめて、そのための対策を各方面で一斉に検討しだしたって事は素晴らしいことだと思わない?

たぶんこんな事件が起きなければこの先もずっと公用PCの人数分の購入なんて財政部門が認めないに決まってるもん。

そういう事がきちんとできて初めて世界一のIT国家って言えるのじゃないだろうか。

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